ナショナルズ戦で今季3度目の先発マウンド

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は11日（日本時間12日）の本拠地ナショナルズ戦で今季3度目の先発のマウンドに上がる。直近2戦でチームは拙守もあって逆転負けが続いているが、メジャー通算2529安打のエンゼルスOBは「No.1の男」「ガッカリさせる投手ではない」と連敗ストッパーとして期待。地元放送局は本拠地における「投手・大谷」の圧倒的データも紹介している。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　リードを守り切れずに2試合連続で手痛い敗戦を喫したエンゼルス。そんな中で大谷は今季3度目、本拠地では初のマウンドに上がる。カリフォルニア地元放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」の公式ツイッターは「見逃したくないSho」とつづり、試合後番組の動画を公開した。

　司会のケント・フレンチ氏が「ショウヘイがマウンドに戻ってきます。今季3度目。本拠地では初です。彼はホームで非常に良い活躍をしています。エンゼルスファンなら、あるいはエンゼルスの選手なら、ショウヘイがマウンドに上がること以上のことは望めません」と話すと、エンゼルスOBでメジャー通算2529安打、オールスターにも3度選出されたギャレット・アンダーソン氏はこう語った。

「明日初めて彼が（今季本拠地で）投げるところを見られますが、それ以上に重要なことは、彼がナンバーワンの男であるということです。彼は連敗を続けてガッカリさせるような投手ではありません。明日の本拠地初登板では、今シーズンここまでやっていることを継続してほしいと願っています。最初の2先発は傑出したものでした」

　大きな期待を寄せたアンダーソン氏に追随するように、フレンチ氏は「この本拠地での数字を見てください。とんでもないです。15勝5敗、33度の本拠地での先発登板の中で、自責が2以下だった試合は31試合です」とデータを紹介。「同じチームに所属しているとすれば、この男が明日マウンドに上がることをどう思いますか？」とアンダーソン氏に水を向けた。

　これにはアンダーソン氏も「私たちにはチャンスがあるぞ、と思いますね」と話すと、最後は2人で笑い合いながら「私たちにはチャンスがあるぞ！」と声を揃えていた。