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大谷翔平WBCメキシコ戦の二塁打に驚きの秘話 栗山監督「打ち方がいつもと…後から聞いた話」

3月に行われた野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表を世界一に導いた栗山英樹監督が、10日放送の日本テレビ系「しゃべくり007」に出演。WBCでの裏話を語った。劇的なサヨナラ勝ちとなった準決勝メキシコ戦。9回先頭打者だった大谷翔平投手(エンゼルス)が二塁打を放って勝利に繋げたが、普段との違いを感じ取っていた栗山監督は「能力より野球観が実はすごい」と評した。

メキシコ戦の9回に右中間二塁打を放った大谷翔平【写真:ロイター】
メキシコ戦の9回に右中間二塁打を放った大谷翔平【写真:ロイター】

日本テレビ系「しゃべくり007」で回想

 3月に行われた野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表を世界一に導いた栗山英樹監督が、10日放送の日本テレビ系「しゃべくり007」に出演。WBCでの裏話を語った。劇的なサヨナラ勝ちとなった準決勝メキシコ戦。9回先頭打者だった大谷翔平投手(エンゼルス)が二塁打を放って勝利に繋げたが、普段との違いを感じ取っていた栗山監督は「能力より野球観が実はすごい」と評した。

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 準決勝メキシコ戦では1点を追う9回無死一、二塁から村上宗隆(ヤクルト)の劇的なサヨナラ2点適時打で6-5の勝利を収めたが、この回先頭で右中間二塁打を放って勢いづけたのが大谷。初球をとらえ、ヘルメットを飛ばして二塁に達すると、味方を鼓舞するように雄叫びもあげていた。

 このシーンについて栗山監督は「打ち方がいつもと違った」と普段との違いを察していたという。「後から聞いた話」と前置きしたうえで、「塁に出てきます」と口にした大谷は、打席でバットを短く持っていたという。「1点差なのでホームランで同点の場面。でも、彼(大谷)の試合の流れの読みで、まずホームランボールはこないだろうと。どうしたら勝つかという中で、とにかく塁に出ると」と振り返っていた。

 栗山監督が日本ハム監督時代の2016年7月、大谷はソフトバンク戦に「1番・投手」で出場。初回の初球を先頭打者アーチとして野球ファンの驚きを呼んだが、栗山監督は「あの時も実は『ホームラン狙ってきます』だったかな、言ってるんですよ」と直前の言葉を回想。「どういう行動を取るとチームが勝ちやすいか。彼の能力より野球観が実はすごい」と舌を巻いていた。

(THE ANSWER編集部)

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