大谷はブルージェイズ戦で4打数2安打の活躍

　米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は7日（日本時間8日）、本拠地開幕戦のブルージェイズ戦に「3番・DH」で出場。1点ビハインドの8回に右翼フェンス直撃の二塁打を放つなど、4打数2安打と活躍したがチームは3-4で敗れた。5回に右前打で出塁した際にはかつてMVPを争ったライバルとニコニコしながら交流。カナダの放送席も「2人はお互いが本当に大好き」「相互にリスペクトがありますね」と注目した。

　2人揃って白い歯を輝かせた。5回1死走者なしの場面で大谷は右前打を放って出塁。次打者のレンフローの打席中に牽制を受けて一塁に頭から戻ると、一塁手のゲレーロJr.が“ちょっかい”を出してきた。ボールを投げ返すふりを見せた後、立ち上がろうとする大谷に軽くタッチ。大谷が笑顔でなにか話しかけると、ゲレーロJr.も楽しそうに笑った。

　微笑ましい光景にブルージェイズの試合を中継するカナダ放送局「スポーツネット」の放送席も反応。実況のダン・シュルマン氏が「2人はお互いが本当に大好きですね。2人が一緒にいるときは、いつも2人が笑っているところが見られます」と言及すると、解説のバック・マルティネス氏も「相互にリスペクトがありますね」と頷いた。

　2021年には激しい本塁打王争いを繰り広げ、ア・リーグMVP投票でも1位と2位になったライバル。仲の良さが分かる動画をスポーツネットや米データ分析会社「コーディファイ・ベースボール」がツイッターで公開すると、日本のファンから「ライバル同士2人ともニッコニコで観る方も楽しくなるよね」「一昨年HRのタイトルを争った2人がにっこにこw」といったコメントが寄せられた。