マリナーズ戦に「3番・投手兼DH」の二刀流で出場

　米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は5日（日本時間6日）、敵地マリナーズ戦に「3番・投手兼DH」の二刀流で先発出場した。6四死球と制球に苦しみながら6回111球、1失点8奪三振で降板。救援陣が踏ん張り、今季2試合目の登板で初勝利を挙げた。打者としても7回に左前適時打を放つなど2打数1安打1打点で4-3の勝利に貢献。初回に自身初のピッチクロック違反をとられて緊張が走ったが、その後に見せたさりげない行動に日本人ファンからは「気が利くね」「優しい気遣い」といった声が上がっている。

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　とっさに体が動いた。ピッチクロック違反をとられた初回終了後、ベンチ前で球審と話し合いを行った大谷。ネビン監督、水原一平通訳も加わり、モーションの確認などを行っている中、急に何かに気づいた。すぐに球審のボールポケットに手を突っ込み、相手選手にボールをトス。こわばった顔を一瞬だけほころばせた。そして再び話し合いに参加。緊張感にあふれた表情に戻った。

　自身のパフォーマンスに影響しかねない重要局面にもかかわらず見せたさりげない行動に、日本人ファンからは「気が利くね」「優しいな」「奪って投げてるのかわいい」「審判と話し込んでるせいでボールがなくてピッチング練習できないバッテリーにボール渡してあげた。 よく気がつくね」「審判からボールパクって相手Pに渡す大谷ジワる笑」「審判の腰のボールを勝手に取り出しマウンドへ投げる大谷さん王様だな」「紳士だわ」といった声がツイッターで上がっている。