マリナーズ戦に「3番・投手兼DH」の二刀流で出場

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は5日（日本時間6日）、敵地マリナーズ戦に「3番・投手兼DH」の二刀流で先発出場した。6四死球と制球に苦しみながら6回111球、1失点8奪三振で降板。救援陣が踏ん張り、今季2試合目の登板で初勝利を挙げた。打者としても7回に左前適時打を放つなど2打数1安打1打点で4-3の勝利に貢献。敗れたマリナーズ監督は「賛辞を送らないといけない」と語った。

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　敵将も脱帽だ。試合後、米シアトル地元局「ルート・スポーツ」の中継のインタビューに答えたマリナーズのスコット・サービス監督は大谷について「彼はアジャストしてきたよね。それでもスライダーをたくさん投げてきたけど、その変化の仕方とスピードを変えてきた。回を重ねてからはカーブも投げてきたし、カットボールもあったね」と大谷の投球内容に言及。その上で「今日は彼にとって上出来ではなかったかもしれないけど、それでもマウンドに上がって勝利を手にしたことに賛辞を送らないとね」と称賛していた。

　この日の大谷は立ち上がりから制球に苦しみ、2者連続四球でランナーを貯めたところで3番スアレスに右前適時打を浴びて失点。だがその後は2者連続三振で切り抜けた。2回以降も4つの四死球を与えてピンチを招いたが、要所を締めて追加点を許さず。6回は3者連続空振り三振を奪う粘投を見せて、マリナーズ打線を封じた。