マリナーズ戦に「3番・DH」で出場

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は3日（日本時間4日）、敵地マリナーズ戦に「3番・DH」で先発出場。5回の第3打席に勝ち越しの2号2ランを放った。試合は7-3で3連勝。2戦連発に敵地放送席の実況も「これはどこまで行くのか？」と唖然とした様子だった。

　敵地Tモバイルパークも騒然だ。大谷は2-2で迎えた5回無死一塁、相手先発カービーが投げた86マイル（138.4キロ）のチェンジアップをとらえた。高々と打ちあがった打球は右中間スタンドへ着弾。豪快な勝ち越し2ランで、打った大谷は柵越えを確信したように歩き出していた。飛距離431フィート（約131メートル）、打球速度110.3マイル（約177キロ）だった。

　マリナーズ戦を放送する地元局「ルート・スポーツ」も、大谷の一発に驚いた。実況アーロン・ゴールドスミス氏は「THIS. IS. Way outta here（これ、は、遥か彼方だ）」と強調するように一言ずつ伝え「オオタニ、これはどこまで行くのか？」と飛距離に驚いていた。

　イチローと同時期にマリナーズで捕手としてプレーした経験がある解説のダン・ウィルソン氏は「外角への変化球に腕をしっかり伸ばしてとらえました」と大谷の技術を表現した。