アスレチックス戦好投もリリーフ陣が逆転許す

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は30日（日本時間31日）、アスレチックスとの今季開幕戦に「3番・投手」で先発出場。投手としては6回2安打無失点、10奪三振の力投を披露した。しかし、降板後にリリーフ陣が逆転を許して今季初勝利はならず。エンゼルスは1-2で敗れた。昨年もよく見られた展開に日本のファンからは「開幕戦から伝統芸のなおエ」「相変わらずすぎる」などと嘆きの声が上がっていた。

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　開幕戦で白星とはならなかった。大谷は初回先頭打者に四球こそ与えるものの、3回まで無安打投球。4回に連打で1死二、三塁のピンチを迎えたが、5番アギラを低めのシンカーで三振に打ち取ると、続くラウレアーノに最後は外角低めに101マイル（約162キロ）。空振り三振で雄叫びをあげた。右打者の外角へ大きく曲がる「スイーパー」などを駆使し、相手に得点を与えなかった。

　4回以外は安打を許さず、10奪三振と制圧。しかし大谷が降板した後の8回、エンゼルス3番手のループが連打を浴びて同点とされ、4番手テペラが逆転の適時打を浴びてエンゼルスは1-2で敗戦。大谷の開幕戦勝利とはならなかった。

　昨年も大谷の降板後に同点、逆転とされて大谷が白星を逃す展開があったが、ツイッター上の日本人ファンからは「これがいつものエンゼルス」「相変わらずすぎる」「気づいたら大谷の勝ち消えてた」「大谷9回まで頑張るしかないのか」などと嘆きの声が上がった。

　また「なお、エンゼルスは～」を意味するネット用語「なおエ」を用いて「開幕戦から伝統芸のなおエ」「今年も早速なおエですか」などと書き込むファンも。「#なおエ」はツイッターのトレンド入りし、ファンの失望の広がりを感じさせていた。