なぜ、彼らは見つめ合ったのか 塁線上の“熱い10秒間”に米笑撃「なんだこの状況は」
米大リーグで2ストライクからワンバウンドで空振りを取った捕手と打者が三振成立を巡り、10秒間見つめ合う珍事が発生。一塁線上で起きた“熱いドラマ”をMLBは「誰が初めに瞬きをするのか?」と動画付きで公開し、米ファンに「これはウケるね」「なんだこのシチュエーションは」「ハハハ。私は大好きだ」と笑撃が走っている。
ワンバウンドによる三振成立を巡り、打者と捕手にまさかの“ドラマ”
米大リーグで2ストライクからワンバウンドで空振りを取った捕手と打者が三振成立を巡り、10秒間見つめ合う珍事が発生。一塁線上で起きた“熱いドラマ”をMLBは「誰が初めに瞬きをするのか?」と動画付きで公開し、米ファンに「これはウケるね」「なんだこのシチュエーションは」「ハハハ。私は大好きだ」と笑撃が走っている。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
なぜ、彼らは見つめ合ったのか。まるで一塁線上を舞台にした“ドラマ”のようだった。なんとも熱い10秒間の見つめ合いが発生したのは、28日(日本時間29日)のレンジャーズ―アストロズの一戦だった。
初回2死一塁のレンジャーズの攻撃。アストロズの右腕バーランダーは2ストライクに追い込んで変化球を投じた。ワンバウンドしたが、ベルトレのバットは止まらない。スイングを取られ、空振り三振となった。しかし、ワンバウンドした投球による空振り三振はボールを持って打者にタッチするか、一塁へ転送してアウトを成立させる必要がある。
捕手のスタッシはボールをプロテクターで弾き、一塁線方向にボールが転がった。すぐさま拾いに行き、転がる白球に回り込んだ。ベルトレも一瞬走り出そうとしたが、一塁線上とあってすぐにタッチされてしまうと判断し、その場に立ち止まってしまった。捕手もボールを拾い上げたが、すぐにタッチも送球もせず、ベルトレの動きを伺い始めた。
次の瞬間だった。スタッシはベルトレから目を離さず、後ろ向きに一塁方向へ歩き始めた。このまま一塁を踏もうというのか。するとなんと、これに応えるようにベルトレもまたスタッシを見つめたまま、三塁ベンチ方向へ後ずさりを始めたのだ。距離は5メートル、10メートルと伸びていく。しかし、2人は見つめ合ったまま目を離す様子が全くない。