WBC日本の過小評価意見を米記者が“論破” 主張の理由は「MLB以外で優秀な選手最多」
8日に開幕する野球のワールド・ベースボール・クラシックについて、MLB公式サイトは大会展望を掲載。日本代表の侍ジャパンを3番手評価した。「どのクラシックチームが最高? 私たちはトップ10をドラフトした」と題した記事でMLB公式サイトのウィル・リーチ、マイク・ペトリエロ両記者が優勝候補を格付けした。
MLB公式サイトの記者2人が大会を展望
8日に開幕する野球のワールド・ベースボール・クラシックについて、MLB公式サイトは大会展望を掲載。日本代表の侍ジャパンを3番手評価した。「どのクラシックチームが最高? 私たちはトップ10をドラフトした」と題した記事でMLB公式サイトのウィル・リーチ、マイク・ペトリエロ両記者が優勝候補を格付けした。
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1位に選出されたのは、MLBの本場・米国ではなくドミニカ共和国だった。ペトリエロ記者は「みんなこのチームを見るとまず『この打線、なんてこった』となる。それは無理もないことだ」としながら投手力を評価した。
「彼らにはナ・リーグの前年度サイ・ヤング賞のサンディ・アルカンタラ(マーリンズ)がおり、ワールドシリーズでの継投ノーヒッターの先陣を切ったクリスチャン・ハビエル(アストロズ)、そしてジョニー・クエト(マーリンズ)がローテで続く。彼らが長い回を投げられなくても、ブルペンにはあまりに多くの剛速球投手が揃っている」と名前を挙げながら、強力布陣を絶賛した。
続く2位にランクされたのが米国。リーチ記者は「おそらくこの大会で2番目に優れた打線だろう」とし、「米国代表の明らかな弱点は先発投手だ。このチームのNo.1の先発は……アダム・ウェインライト(カージナルス)? しかし、それがそれほど大きな問題になるかは分からない。ブルペンははるかに強い。リードを奪えば、ブルペンが締めてくれるはずだ」と救援陣に絶大な評価を与えた。
また、リーチ記者は「この大会には明らかに最上級層のチームが2つあり、それ以外はみんな1段か2段下だ。この2チーム以外のどこかが優勝したら私はショックを受ける」と評し、優勝はドミニカ共和国もしくは米国と断言。それにペトリエロ記者が異議を呈す形で3位に日本が紹介された。ペトリエロ記者は「3つだよ、ウィル。最上級層のチームは3つだ」と反論した。
「みんなと同じく、私もセイヤ・スズキが怪我で出場見送りはがっかりしている。そしてそれは確かに打線に疑問符を与えるだろう」と鈴木誠也(カブス)の離脱を無念がった。「一方、ユウ・ダルビッシュとショウヘイ・オオタニがローテのトップだって?」とダルビッシュ有(パドレス)と大谷翔平(エンゼルス)という2枚看板を挙げながら「サムライ・ジャパンはMLB以外でプレーするハイレベルな選手を最も多く擁するチームだろう」と国内組の質を評価した。