FIFA年間最優秀ゴール賞に選出されたポーランドFW

　国際サッカー連盟（FIFA）は27日（日本時間28日）に年間表彰式「ザ・ベスト」を開催し、最優秀ゴール賞（プスカシュ賞）にポーランドのFWマルチン・オレクシ（ヴァルタ・ポズナン）を選出した。エムバペ、リシャルリソンら錚々たる候補を抑えての受賞。英紙が動画を公開すると、「ただただアンビリーバブル」「相応しい」などと海外ファンから驚きの声が上がっている。

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　オレクシは上肢や下肢に切断の障害があるアンプティサッカーの選手で、左足の膝から下を事故で失っている。最高評価されたのは、杖を使った曲芸弾だった。昨年11月に行われたスタル・ジェシュフ戦。右サイドからのクロスにゴール前で反応したオレクシは、左手の杖を使って体を浮かすと、空中で豪快な右足ボレーシュート。強烈な一撃はゴール右隅に突き刺さった。

　英紙「ガーディアン」公式YouTubeが動画を公開していたが、海外ファンからは「たった今プスカシュ賞を勝ち取ったね」「何てゴールなんだ。リスペクト」「プスカシュ賞に相応しい。何と素晴らしいゴール」「とても誇らしい」「言葉がない…完璧だ」「こういうのもっと見たい」「ブラボー！！！！」「ただただアンビリーバブル」「ゴラッソ」といった驚きと称賛の声が集まっていた。

　プスカシュ賞にはカタールW杯決勝アルゼンチン戦で得点したエムバペ、バルセロナ相手に決めたアマンディーヌ・アンリら11選手が候補に上がり、最終候補にはオレクシのほかW杯セルビア戦で鮮烈なバイシクル弾を決めたリシャルリソン、ディミトリ・パイエが残っていた。