大谷はジャイアンツとのOP戦で2戦連続安打

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は27日（日本時間28日）、ジャイアンツとのオープン戦に「3番・DH」で先発。昨季15勝の相手エース、ローガン・ウェブから初回に中前打を放って2戦連続安打とした。ウェブはマイク・トラウト外野手を含めた2人との対戦を振り返り「スポーツセンターに映されたくなかった」と意外な思いを明かしている。

　大谷は初回、カウント3-1から中前に鋭い打球をはじき返した。マウンド上のウェブの顔の近くを通過し、センター前ヒットに。2番トラウトも同じような打球を打っており、いずれもウェブは少しビックリしたリアクション。2者連続安打となった。

　米カリフォルニア州地元ラジオ局「KNBR」公式ツイッターは、2人との対戦を振り返るウェブの動画を公開。昨季15勝のエースは「野球界最高の打者の2人。両者ともに顔の近くに打ち返されていなかったらなぁ。本番で対戦する時はもっと上手くいく事を願っているけど、対戦出来たのはクールだった」と苦笑い交じりに答えていた。

　大谷との対戦に当たっては「（長打を浴びる映像で）スポーツセンターに映されたくなかった」と、打たれれば米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツセンター」に取り上げられてしまうという“懸念”があった様子。「彼の最初の打席だよね？　だから、結局スポーツセンターで映されることになるだろうけど（笑）」と笑っていた。

　大谷とは試合前に言葉を交わしたようで「試合前に挨拶出来て良かった。彼のような選手を見られるのはいつだって特別なことだよね」と話した。今季からMLBでは極端な守備シフトが禁じられており、大谷の打球は昨季までであれば「大谷シフト」の網にかかっていた可能性もあっただけに「シフトが敷ければ両方ともアウトだったのにね（笑）」とも語っていた。