日本国民の心に刻まれた1安打 WBC名場面10傑にスペイン紙選出「ドラマの誇張は不可」
3月9日の野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)開幕を控え、海外メディアが過去大会に生まれた10個の名場面を選出した。その中に2009年第2回大会決勝の日本―韓国戦も。イチロー氏の決勝打は日本中の感動を呼んだ。動画付きの記事では「ドラマの誇張は不可能だ」とこれ以上ないことを表現している。
米メディア選出の名場面とは
3月9日の野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)開幕を控え、海外メディアが過去大会に生まれた10個の名場面を選出した。その中に2009年第2回大会決勝の日本―韓国戦も。イチロー氏の決勝打は日本中の感動を呼んだ。動画付きの記事では「ドラマの誇張は不可能だ」とこれ以上ないことを表現している。
日本人の心に刻まれた名場面だ。3-3の延長10回2死二、三塁。国民が祈りをささげる。打席のイチローは綺麗にバットを振り抜いた。打球はお手本のようなセンター返し。走者2人が生還し、球場も、テレビの前の野球ファンを大興奮の渦に巻き込んだ。この大会、イチローは不振続きだっただけに、連覇に導いた決勝打の感動は何倍にも膨れ上がった。
日本人には忘れられないシーン。スペインのスポーツ紙「アス」英語版は、動画付きで10個の名場面を選出した。「WBCのベストゲーム10選はどの試合?」との見出しで投げかけ。その中でイチローの決勝打をこう紹介している。
「2009年大会決勝:日本5-3韓国(延長10回) この決勝で繰り広げられたドラマは誇張することも不可能だ。互角のチームが激突し、9回にイ・ボムホの同点打で延長へ。そして、伝説のイチロー・スズキが2死走者ありでストレートをセンターに打ち返し、日本に2度目のタイトルをもたらした」
記事では17年大会のプエルトリコ―オランダ戦、同大会のイスラエル―韓国戦などをピックアップ。日本は13年大会準決勝、1-3で3連覇を阻まれたプエルトリコ戦も名を連ねている。
(THE ANSWER編集部)