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井上尚弥を「神話の存在」と評する米メディア ネリの挑発に反応「彼は感銘受けてない」

ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦で同級3位アザト・ホバニシャン(アルメニア)に11回TKO勝ちを収めた同級2位の元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)。スティーブン・フルトン(米国)の保持するWBC王座挑戦権を獲得し、スーパーバンタム級に転向する井上尚弥(大橋)に対しても挑発しているが、米メディア「ボクシングシーン.com」は「ネリは(井上に)そこまで感銘を受けていない」と豪語するネリに記事で反応している。

WBC世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦でTKO勝ちしたルイス・ネリ(左)【写真:Getty Images】
WBC世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦でTKO勝ちしたルイス・ネリ(左)【写真:Getty Images】

米メディア「ボクシングシーン.com」が報道

 ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦で同級3位アザト・ホバニシャン(アルメニア)に11回TKO勝ちを収めた同級2位の元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)。スティーブン・フルトン(米国)の保持するWBC王座挑戦権を獲得し、スーパーバンタム級に転向する井上尚弥(大橋)に対しても挑発しているが、米メディア「ボクシングシーン.com」は「ネリは(井上に)そこまで感銘を受けていない」と豪語するネリに記事で反応している。

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 バンタム級で4団体統一の偉業を達成し、スーパーバンタム級転向を決めた井上の偉大さを、記事ではまず高く評価している。「ナオヤ・イノウエはほぼ神話の存在になった。彼のバイオレントなパンチ力といえば、唯一無二と表現できる。対戦相手を支配しながらも、苦もなく昇級する能力といえば、稀有だ。スキル全般が称賛される一方、相手の意識を奪う特徴が彼にモンスターという異名を授けた」と大絶賛している。

 そんな井上に、ネリは挑発。記事では最近豪語した「ヤツ(井上)はモンスターじゃない。小さなモンスターだ。オレが122(スーパーバンタム級)の本物のモンスターだ!」とのコメントを紹介している。

 同メディアは「惑星最強のパウンド・フォー・パウンドの1人と位置付けられているが、ルイス・ネリは(井上に)そこまで感銘を受けていない。彼の考えによれば、日本人は過大評価であるだけでなく、慎重に分析した上で、イノウエのニックネームは自分にこそ似合っているとネリは結論付けた」とネリの言葉に注目していた。

 計量失敗やドーピング違反など散々問題を起こしてきた悪童だが、ホバニシャン戦後にも井上を挑発。「オレがヤツの仮面を剥いでやる」とも意気込んでいたという。スーパーバンタム級初戦でフルトンとの対戦が報じられているモンスターと拳を交える日は訪れるのだろうか。


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