日本の大学生MFを“次なる三笘”に指名 英メディアが期待する「クマトリヤ」とは
海外サッカー、イングランド1部プレミアリーグで活躍を続けるブライトンの日本代表MF三笘薫。“掘り出し物”として英国で評価を高める中、名門リバプールの専門メディアは「次のカオル・ミトマ」発掘のために日本のサッカー界を注視すべきと提唱。三笘と同じく大学進学を選んだある日本人選手を「注目に値する」と取り上げた。
三笘と同じく大学進学の道を選んだ日本人MFに注目
海外サッカー、イングランド1部プレミアリーグで活躍を続けるブライトンの日本代表MF三笘薫。“掘り出し物”として英国で評価を高める中、名門リバプールの専門メディアは「次のカオル・ミトマ」発掘のために日本のサッカー界を注視すべきと提唱。三笘と同じく大学進学を選んだある日本人選手を「注目に値する」と取り上げた。
三笘は1月14日(日本時間15日)のリーグ戦でリバプールと対戦。先制点を演出し、3-0の勝利に貢献した。同29日にはFAカップ4回戦で再戦し、今度は後半アディショナルタイムに決勝のスーパーゴール。立て続けに苦しめられたリバプールの専門メディア「リバプール.com」は「守備陣に生涯にわたる悪夢を植え付けるに十分だった」と三笘の活躍を評した。
同メディアは「リバプールは“次のカオル・ミトマ”を発掘するためにタクミ・ミナミノの移籍を繰り返さなければならない」と題し、三笘に続く日本人有望株の探索を提言する記事を掲載した。
ブライトンに移籍金わずか320万ドル(約4億2000万円)で加入した三笘を「そのパフォーマンスですでに10倍もの価値をもたらしている」と称賛。「サステナブルな賢いリクルート戦略の象徴」であり、「グローバルなサッカーの台頭の象徴」でもあると紹介した。
日本は「かつてサッカー大国と認識されていた国々とのクオリティの差を縮めてきている」としつつも、「ヨーロッパのクラブからすればまだ新しい市場だ」と言及。「日本からの輸入選手は価格がまだ比較的安く、リバプールのようなクラブがミトマのようなお買い得品を手にできる可能性が存在している」と“掘り出し物”を探すのに適した市場であると強調した。
その上で、「ブライトンのウィンガーと非常に似た道を辿っている」「ミトマと同じようにプロ契約を結ぶ代わりに大学進学を選んだ」選手として名前を挙げたのが、20歳の明大MF熊取谷一星だ。U-20日本代表での活躍などに触れながら「リバプールは彼の進捗をしっかりと監視すべきだ」と注目を促した。
「クマトリヤを追う過程で、リバプールは大学サッカー界から現れる最新の日本人スターを見つけるかもしれない。もしかするとリバプールのユニホームに袖を通すタクミ・ミナミノに次ぐ日本人選手を、そしてクロップにとっての次のシンジ・カガワになる選手を」とかつてリバプールで活躍した南野拓実やユルゲン・クロップ監督の指揮下で躍動した香川真司の名前を出し、次なる日本人スターがリバプールで誕生することを期待した。
(THE ANSWER編集部)