四大陸選手権の氷の状態不良を否定 転倒多発も米女子選手「しっかりして快適だった」
フィギュアスケートの四大陸選手権が10日、米コロラド州コロラドスプリングズで行われ、転倒者が続出した。標高約1800メートルの高地での大会。海外記者や評論家から氷のコンディション不良を指摘する声が上がっていたが、米選手は「しっかりとしていて快適だった」と否定した。
フィギュア四大陸選手権
フィギュアスケートの四大陸選手権が10日、米コロラド州コロラドスプリングズで行われ、転倒者が続出した。標高約1800メートルの高地での大会。海外記者や評論家から氷のコンディション不良を指摘する声が上がっていたが、米選手は「しっかりとしていて快適だった」と否定した。
アイスダンスのリズムダンス(RD)では、ホリー・ハリス(オーストラリア)やマイケル・パーソンズ(米国)ら転倒者が続出。パーソンズは派手に手をついた。村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)は息の合ったツイズルで会場を沸かせたが、演技終盤のステップで村元が転倒。64.59点で7位発進だった。
転倒者の多さについて、海外の記者や評論家から「今まで見たことがない」「この氷は呪われている」と指摘された今大会。しかし、エバン・ベイツとのカップルで出場したマディソン・チョック(米国)は、氷の状態について「しっかりとしていて快適だった」と否定した。海外専門メディア「ゴールデンスケート」がコメントを紹介。チョックはこう語ったという。
「(氷の悪いところには)特に何も気づかなかった。バックステージにいる時に、観客の反応には気づきました。アイスダンスでは通常、転倒は見ないからとても驚いた。最後に(転倒続出が)起きたのはトリノ五輪だったんじゃないかと思う。みんなの無事を祈っている。一日オフがあるから、みんなが回復して、日曜に最高のスケートができると良いわね」
他の選手を心配したチョック組は、87.67点で首位発進。ペアのショートプログラムでは、“りくりゅう”ペアの三浦璃来も3回転トウループで転倒したが、首位発進を決めていた。
(THE ANSWER編集部)