38歳レブロン、NBA歴代最多得点を更新! 20年目で伝説ジャバーの3万8387点超え
米プロバスケットボール(NBA)・レイカーズは7日(日本時間8日)、本拠地でサンダーと対戦。ここまで通算3万8352点のレブロン・ジェームズはカリーム・アブドゥル・ジャバー氏が持つNBA歴代最多得点記録(3万8387点)を更新した。新記録樹立まであと36点まで迫っていた中で迎えた一戦。第3クォーター(Q)での得点で上回り、史上1位となった。
サンダー戦の第3Qに偉業達成
米プロバスケットボール(NBA)・レイカーズは7日(日本時間8日)、本拠地でサンダーと対戦。ここまで通算3万8352点のレブロン・ジェームズはカリーム・アブドゥル・ジャバー氏が持つNBA歴代最多得点記録(3万8387点)を更新した。新記録樹立まであと36点まで迫っていた中で迎えた一戦。第3クォーター(Q)残り10秒での得点で3万8388点目を挙げると、直後のセレモニーで喜びを語った。
ジャバー氏も見守る中で始まった試合。序盤はシュートチャンスが少なく、静かな滑り出しだったが、第1Q残り7分3秒に左からの3ポイントシュートを決め、本拠地クリプト・ドットコム・アリーナは歓声に包まれた。その後は強引なカットインからのレイアップシュートなどで加点し、第1Qは8点。勢いがついた第2Qは12点を挙げ、カウントダウンは進んだ。
歴史的瞬間は第3Q残り10秒にやってきた。ディフェンスリバウンドを拾ったレイカーズはレブロンにボールを預ける。相手にマークされる中、フリースローライン付近でのフェイダウェイから3万8388点目を決めた。最多記録を更新すると、両手を大きく上げて喜びを示した。会場は歓声と拍手に包まれた。
試合は一旦中断され、すぐにセレモニーがスタート。ジャバ―氏もアリーナに下り、レブロンと抱擁した。マイクを持ったレブロンは喜びと感謝の言葉を口にした。
「レイカーズの忠実なファンにまず感謝したい。あなたたちは唯一無二の存在だ。とんでもないレジェンドであるカリームの目の前で達成できて非常に嬉しい。彼は私にとってとても大きな意味を持つ。キャプテンにスタンディングオベーションをしてほしい。私の美しい妻、娘、2人の息子、友人たち、仲間たち、家族、母。ここ20年以上の期間かかわってくれた全ての人たちに本当にありがとうと伝えたい。あなたたちの助けや情熱、犠牲がなければ今の私はいなかった」
2003年のドラフト全体1位でキャバリアーズに指名されたレブロンは、2003-04年シーズン開幕戦でプロキャリアをスタート。ヒート移籍、キャバリアーズ復帰を経て、2018年にレイカーズに移籍し、今季で20シーズン目を過ごしている。4度のファイナル制覇に19度のオールスター選出を誇る“キング”。NBA史上最高の選手との呼び声も高い。
試合はその後、レイカーズが追う展開で第4Qも終盤までサンダーを追い詰めたが、130-133で惜敗。レブロンはこの日38得点、7リバウンド、3アシスト、3スチールで通算得点を3万8390点にまで伸ばした。先発した八村塁は26分26秒の出場で14得点、6リバウンドだった。
(THE ANSWER編集部)