ベルーナドーム向かいに「ライオンズ整形外科クリニック」24年開業 西武が帝京大などと協力
プロ野球・西武は、スポーツ医科学分野の強化による選手のコンディショニング管理と、選手一人ひとりの能力を最大限に発揮できる環境づくりを目的として、学校法人帝京大学とスポーツ医科学サポートに関するパートナーシップを締結。選手の「けがの予防」「けがからの早期回復」「パフォーマンス向上」を目指し、2023シーズンより連携して取り組むと発表した。
2023年シーズンから帝京大とスポーツ医科学サポートに関するパートナーシップを締結
プロ野球・西武は、スポーツ医科学分野の強化による選手のコンディショニング管理と、選手一人ひとりの能力を最大限に発揮できる環境づくりを目的として、学校法人帝京大学とスポーツ医科学サポートに関するパートナーシップを締結。選手の「けがの予防」「けがからの早期回復」「パフォーマンス向上」を目指し、2023シーズンより連携して取り組むと発表した。
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ライオンズでは、チーム強化策のひとつとして、かねてより動作解析や栄養指導などスポーツ医科学分野の強化に取り組んでいるが、帝京大学スポーツ医科学センターからさまざまな専門分野を持つスタッフを派遣してもらい、同時に球団本部チーム統括部内に「ハイパフォーマンスグループ」を新設するという。
このハイパフォーマンスグループでは、けがの治療や復帰後のけが予防などに関して、各分野の専門スタッフの意見などを総合的に判断して、最適な方針を選手やスタッフにフィードバックする。また、パフォーマンス向上の面においても、フィジカルテストなどでのデータ測定と評価、その結果に基づくトレーニングの計画と実行のサイクルで一貫性のあるサポートを目指す。
同グループの統括として、「ハイパフォーマンスディレクター」を1名帝京大学から派遣してもらうほか、「チームドクター」として4名、「理学療法士」として1名、「管理栄養士」として1名、さらに新たなポジションの「ハイパフォーマンスアナリスト」に1名、計8名がハイパフォーマンスグループのスタッフとして加わる。ハイパフォーマンスアナリストは、フィジカルや動作解析のデータから選手のパフォーマンスを評価する役割を担い、将来的には疲労やけがからの回復具合をチェックし、シーズンをフルで戦い抜くコンディション作りを指導する予定。
また、ライオンズと帝京大学、アスリートメッド株式会社が協力し、2024年春にベルーナドーム向かいに「ライオンズ整形外科クリニック」を開業する。帝京大学から派遣してもらうライオンズのチームドクターが院長を兼任し、チームのサポートと共にこれまで培ったノウハウや高度な医療サービスを地域住民にも提供する。帝京大学とのパートナーシップ締結期間は、2023年4月から3年間。
▽西武・松井稼頭央監督コメント
「チーム強化、常勝軍団の再建に向けて、帝京大学さまとパートナーシップを締結させていただくことが決まり、非常に心強く感じています。スポーツ医科学分野の強化は、シーズンを通してコンディションを調整し、高いパフォーマンスを発揮する助けになると考えております。また、クリニック開設によって選手の定期的な検査が身近なものになり、けがの予防や、けがをしたときにリハビリまで一気通貫して手厚いサポートを受けられるのもうれしいです。リーグ優勝、日本一に向けてチーム一丸となって今シーズンを戦ってまいります」
(THE ANSWER編集部)