イチロー“愛弟子”が語る師匠 シアトルで愛される様子に感激「本当に素晴らしい見本」
米大リーグで昨季ア・リーグの新人王に選ばれたマリナーズのフリオ・ロドリゲス外野手が“師匠”イチロー氏に対する熱い思いを自身のYou Tubeチャンネルで語った。昨年8月に行われたイチロー氏の球団殿堂入り式典を振り返り、「街がどれだけ彼のようなレジェンドを愛しているか分かったんだ」とシアトルにおける存在の大きさを改めて実感したという。
イチロー氏の球団殿堂入り式典で花束贈呈したフリオ・ロドリゲス
米大リーグで昨季ア・リーグの新人王に選ばれたマリナーズのフリオ・ロドリゲス外野手が“師匠”イチロー氏に対する熱い思いを自身のYou Tubeチャンネルで語った。昨年8月に行われたイチロー氏の球団殿堂入り式典を振り返り、「街がどれだけ彼のようなレジェンドを愛しているか分かったんだ」とシアトルにおける存在の大きさを改めて実感したという。
昨年12月に22歳になったばかりのロドリゲスは昨季132試合に出場して打率.284、28本塁打、75打点、OPS.854を記録。デビュー1年目では史上初となる25本塁打25盗塁をマークし、全米記者協会(BBWAA)が選出するア・リーグの最優秀新人に選ばれた。メジャー昇格前から、マリナーズの会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏の指導を受け、球団殿堂入り式典では花束贈呈役も任されるなど、“愛弟子”として知られている。
20日(日本時間21日)に自身のYou Tubeチャンネルで「フリオ・ロドリゲスが契約延長、イチローの殿堂入り、将来の計画について解説する」と題して動画を公開。昨年8月にマリナーズと結んだ最大17年4億7000万ドル(約607億円)の超大型契約の舞台裏や、イチロー氏の球団殿堂入り式典について言及し「シーズンを通しておそらく一番お気に入りの瞬間の1つだった」などと振り返った。
イチロー氏が英語で約17分に及ぶスピーチを行った式典。「年を召した男性、女性、みんなが泣きながらとても感動していたんだ。街全体が、ファン全体が、たった1人の選手とこれだけ繋がっている様子を見られて本当に素晴らしかった」と、地元で愛される“師匠”の姿にロドリゲスは感激したようだ。
イチロー氏を「本当に素晴らしい見本」と評したロドリゲスは「街が彼に示した愛を見て、もしかしたら例えば15年後、17年後には自分がそうなるかも、なんて思うととてもワクワクする」と発言。「私たちはみんな彼のような選手になれるように努力しないといけないと思う。象徴のような存在になれるようにね」と将来を見据えた。
(THE ANSWER編集部)