ボクシングの危険すぎる練習に広がる波紋 現役の元世界王者も「マジで酷い」と非難
海外ボクシングで起きた危険なスパーリングの波紋が広がっている。朦朧とする相手を執拗に殴り続ける動画がネット上で拡散し、米メディアが「過度な暴力とチームメイトが意識を失う姿が映っている」と報道。元世界王者などからも「マジで酷い」「チンピラで危険すぎ」と非難の声が上がった。
海外ボクシングで起きた危険スパーとは
海外ボクシングで起きた危険なスパーリングの波紋が広がっている。朦朧とする相手を執拗に殴り続ける動画がネット上で拡散し、米メディアが「過度な暴力とチームメイトが意識を失う姿が映っている」と報道。元世界王者などからも「マジで酷い」「チンピラで危険すぎ」と非難の声が上がった。
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黒いシャツの選手が白いシャツの選手を狭いリングで攻め立てた。互いに大きめのグラブとヘッドギアを着用。左フックがモロに入ると、後退する相手に左右のフックを浴びせた。相手は前のめりにロープにもたれたが、後頭部や側頭部に追撃。周囲は声を上げてストップを呼び掛けたが、構わず殴り続け、白いシャツの選手は後ろ向きに倒れてしまった。
危険なスパー動画がネット上で拡散。米ニュースサイト「ビジネス・インサイダー」は、「“不快”な暴力を収めた練習映像が出回り、ボクシング界は混乱」と報じていた。記事では「ジョージア州のムスタファズ・ジムとみられるジムから流出」と伝えた一方、選手の身元は不明という。
ツイッター上では、米興行会社「ディベラ・エンターテイメント」のプロモーターを務めるルー・ディベラ氏が「ムスタファズ・ジムは閉鎖されるべきだ」「これはチンピラで危険すぎる。醜態だ」としたという。さらに元世界2階級制覇王者ジェシー・バルガス(米国)も「マジで酷い」と非難するなど波紋が広がっている。
記事では「ムスタファズ・ジムにコメントを求めたが、今のところ返答はない」と明かしている。
(THE ANSWER編集部)