海外サッカーで衝撃“オフサイド見逃し”が話題 元審判は判定擁護「カメラ角度が…」
海外サッカー、イングランド3部で起きた“オフサイド見逃し”が話題となっている。相手DFラインの裏でボールを受けると楽々と得点。海外ファンから「えっ?」「これは言い訳できない」と困惑の声が上がると、元プレミアリーグ審判員は「明らかに際どい判定だった」と副審を擁護している。
元プレミア審判員は副審を擁護「明らかに際どい判定」
海外サッカー、イングランド3部で起きた“オフサイド見逃し”が話題となっている。相手DFラインの裏でボールを受けると楽々と得点。海外ファンから「えっ?」「これは言い訳できない」と困惑の声が上がると、元プレミアリーグ審判員は「明らかに際どい判定だった」と副審を擁護している。
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現地1日のモアカム―バートン・アルビオンの一戦。4-0の後半38分だった。モアカムが右サイドでボールを前線に送ると、高い位置を保ったDFラインの背後でカレブ・ワッツがフリーとなった。ボールを受けた位置は明らかにオフサイド。しかし副審は旗を上げずプレー続行。バートンのDFが懸命に追いかけるも、ワッツはGKとの1対1を制してチームに5点目をもたらした。
中継映像が拡散されると、ツイッター上の海外ファンの間で話題となった。パスが出された瞬間のワッツの位置が映っていないこともあり、「英国審判は馬鹿げてる」「なんでオフサイドじゃないんだ」「もはや希望など残されていない」「史上最も明らかなオフサイドだろう」「えっ?」「これは言い訳できない」「信じられない」と判定に批判的な声が多く上げられていた。
2部から4部までを運営するイングリッシュ・フットボールリーグ(EFL)は公式サイトで「ビハインド・ザ・ホイッスル:重要な判定を振り返る」との見出しで判定に注目した記事を掲載。元プレミアリーグ審判員のクリス・フォイ氏の分析を紹介した。記事では「当時、多くの人が(判定に)眉をひそめた。しかし、カメラの角度がどれほどあてにならないものか理解するのは重要だ。特にオフサイドについては」と指摘した。
フォイ氏はボールが蹴られた瞬間には、前線へ走り出していたワッツがDFラインと「非常に近い位置にいた」と説明。「少しオフサイドだったかもしれないが、明らかに際どい判定であり、副審は疑問が残る状況では、攻撃側に疑いの利益を与えるように推奨されている」と副審を擁護し、「DFが止まっていたことと(ワッツ)の前進スピードが相まって、リアルタイムでは著しいオフサイドに見えた」と強調していた。
VARが導入されていないイングランド3部ならではともいえる判定。試合はモアカムがこのまま5-0で勝利した。
(THE ANSWER編集部)