クロアチア消防士、PK戦中の迅速出勤映像に称賛も、実は… 海外メディアが真相明かす
実は自国民へ向けた啓発映像!? 「目的は安全な祝福」
だが、実は自国民へ向けた啓発目的の映像ではないかとする声も多数上がっている。アルゼンチン紙「クラリン」は「ワールドカップを観戦するクロアチアの消防士たちのバイラルビデオ」「彼らはロシアとのPK戦中に非常事態にどう対処すべきかを示した」として紹介している。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
記事では、クロアチアが勝ち進むごとに、多くの発煙筒などを含んだ祝福がなされ、ザグレブの消防士たちはトラブルの懸念を抱いていたことを紹介している。
「代表が突破するごとに、街は周囲の集団が使う花火や爆竹で危険な状態となっていた。そこで消防士たちは最も効果的な方法で動くことにした。バイラルビデオを世界に向けて発信したのだ」
この映像が、バイラルビデオ。すなわち拡散を目的とされたものではないかと指摘。同紙は現地紙「クロアチア・ウィーク」の記事内容にも言及しながら伝えている。
「数時間でこのビデオは世界中に知れ渡ることになったが、最終的にはそれが実際の出来事ではないという情報が知れ渡った。記事(クロアチア・ウィーク)によると、これは立派な啓発を込めたパフォーマンスだという。目的は日曜日に母国の初優勝を見るかもしれないファンが、安全に祝福し花火を使わないことだ」
自国民へ向けて、過激過ぎる祝福のパフォーマンスを控えてもらうのが狙いという。“仕掛け人”の公式的な声明は現状では出されていないが、世界へ拡散したのなら狙いはずばり当たったことになる。
(THE ANSWER編集部)