槙野智章、実は50日前に涙の引退宣言 沈黙20秒超の舞台裏映像に反響「らしい人間性」
24日に現役引退を表明したサッカーの元日本代表DF槙野智章。テレビ番組内での発表に驚いたファンも多かったが、Jリーグの今季最終節直後にロッカールームでチームメイトに最後の挨拶を行っていた。ヴィッセル神戸が25日、公式YouTubeチャンネルで動画を公開。ファンからは「最後までカッコイイ」「これは泣く」といった反響が寄せられている。
ヴィッセル神戸公式YouTubeチャンネルが公開
24日に現役引退を表明したサッカーの元日本代表DF槙野智章。テレビ番組内での発表に驚いたファンも多かったが、Jリーグの今季最終節直後にロッカールームでチームメイトに最後の挨拶を行っていた。ヴィッセル神戸が25日、公式YouTubeチャンネルで動画を公開。ファンからは「最後までカッコイイ」「これは泣く」といった反響が寄せられている。
涙があふれた。11月5日に本拠地ノエビアスタジアム神戸で行われた横浜F・マリノスとのJ1最終戦後、選手、スタッフが集まったロッカールームで挨拶に立った槙野。第一声を発する前からマフラータオルで目元をぬぐった。沈黙すること二十数秒、「今日を最後に僕は引退します」と言葉を絞り出した。
「このクラブに来れたこと、心の底から嬉しかったし、楽しかったです。毎日、いぶき(の森球技場)に行くのが楽しみで仕方なかったです。毎日練習後にいろんな選手がご飯行こうって、今日もマキ君、ごちそうさん!って言ってくれるのが楽しかったです。1年しかいなかったですけど、皆と過ごした時間、僕にとって一生の宝物です」
思いを口にした槙野は、次の目標を「監督になること」と明言。「また皆さんと一緒に仕事できることを楽しみにしています。来年は違う形で皆さんと会うことになると思いますけど、ヴィッセル神戸離れますけど、いつも気にして皆さんの活躍、プレーを見て、僕も刺激をもらい、頑張りたいと思います。1年間ありがとうございました」と締めると、拍手が送られた。
ヴィッセル神戸の公式YouTubeチャンネルは25日夜に動画を公開。槙野が自ら「引退」の2文字を口にしてから実に50日後のことだった。これにはファンも「最後までカッコイイ」「これは泣く」「神戸に来てくれたことに感謝しかない」「槙野監督としてのご活躍を楽しみにしています」といった感動の声が上がった。
槙野はABEMAでカタールW杯の解説などを行い、その後のテレビ番組で引退発表。しかし、同僚たちには“ケジメ”をつけての活動だったとあって「この時に言ってたんですね」「きちんと一緒に過ごした仲間に最初に対面で話をするって槙野らしい人間性だなと思った」「昨日の発表まで漏れないのは素晴らしいな」といった反響も寄せられた。
(THE ANSWER編集部)