メッシ弾の“無効論”に新展開 決勝主審がフランスの違反も指摘「エムバペ得点時に…」
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)はアルゼンチンの優勝で幕を閉じた。決勝戦で敗れたフランスの国内では、地元紙が「メッシのゴールはルール違反で無効」との主張をしていたが、主審を務めたシモン・マルチニアク氏自らこれに反論。フランスにも違反があったことを指摘した。
フランス誌の主張に証拠を示して反撃
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)はアルゼンチンの優勝で幕を閉じた。決勝戦で敗れたフランスの国内では、地元紙が「メッシのゴールはルール違反で無効」との主張をしていたが、主審を務めたシモン・マルチニアク氏自らこれに反論。フランスにも違反があったことを指摘した。
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フランス紙「レキップ」は、延長後半にアルゼンチンFWリオネル・メッシが得点した際、ベンチメンバーがピッチ上に侵入していたと指摘。ルール違反で得点は無効になるべきだったと主張していた。
日本サッカー協会(JFA)が公式サイトで公開している「サッカー競技規則」第3条9項によると、「得点があったときに競技のフィールドに部外者がいた場合」において、得点後にプレーが再開される前に主審が部外者の存在を確認した場合は得点を認めてはならない、とされている。
「レキップ」の主張に対し、マルチニアク氏は別のシーンに注目して反撃したようだ。米ジャーナリストのザック・ローウィ氏は自身のツイッターで、マルチニアク氏のコメントを紹介。「フランスはこの写真について話していない。エムバペが得点した時、フランスの選手が7人ピッチに入っていた」と語り、会見の場で“証拠写真”をスマートホンに写して指摘したという。
英紙「ザ・サン」によると、マルチニアク氏が示したエムバペの得点シーンは、どの場面かは明確でないという。同紙は「彼(マルチニアク氏)の主張は、もしメッシの得点が無効とされるべきなのであれば、エムバペの得点も同じ扱いを受けるべきであること示唆している」とした。
(THE ANSWER編集部)