W杯の“もう一つの大会成績”で韓国2位「心を動かす達人」日本4位「清掃の習慣強化」
アルゼンチンの優勝で幕を閉じたサッカー・カタールワールドカップ(W杯)について、大会結果のみならず、音楽、ファッションなど、文化・芸術面を含めて影響を与えた「ソフトパワー」の独自ランキングを海外サイトが発表。フランスが1位となった一方で、韓国が2位に、日本が4位に入った。
海外サイトが大会成績に文化・芸術面を含めた「ソフトパワー」ランキング発表
アルゼンチンの優勝で幕を閉じたサッカー・カタールワールドカップ(W杯)について、大会結果のみならず、音楽、ファッションなど、文化・芸術面を含めて影響を与えた「ソフトパワー」の独自ランキングを海外サイトが発表。フランスが1位となった一方で、韓国が2位に、日本が4位に入った。
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ランキングを発表したのは、オーストラリアの非営利ニュース解説サイト「ザ・カンバセーション」。フランスの地政学的経済学者サイモン・チャドウィック氏、マンチェスター大学でスポーツビジネスの研究員を務めるポール・ウィッドプ氏が記事を執筆している。
「W杯2022『ソフトパワー』で賞を勝ち取ったのは?」と題した記事によると、ソフトパワーとはスポーツのみならず、音楽、ファッションなどの文化・芸術における国際的な認知などを形成する指標。大会で準優勝だったフランスが1位になったのに続き、2位に入ったのが韓国だった。
「『心を動かす』ソフトパワーの達人である韓国は上昇を続けている。これは政府の政策の一部の結果でもあるが、民衆の熱心な愛国主義の結果でもある」。こう評した記事では、開会式に世界的人気グループ「BTS」のメンバー、ジョングクが登場したことを特筆した。
「ジョングクは韓国を映画、テレビ、音楽で国際舞台の中心に置いた『コリアン・ウェーブ』の先頭を走るBTSのメンバーだ。BTSと契約を結び、FIFAの重要なスポンサーでもある現代自動車もジョングクとともに登場した」
その上で、チームの躍進も評価。「韓国は最大の選手であるトッテナムのソン・フンミンが怪我から戻ったことも幸運で、国際的な注目をチームにもたらした。熱烈なファンに匹敵する彼らの勇敢なプレースタイルは、21世紀のポップカルチャーにおける絶対的存在になったと見える国の力を完璧に利用した」と触れた。