「エムバペの顔貼った棺に火を…」 アルゼンチンVパレードの侮辱行動に海外メディア非難
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)で優勝したアルゼンチン代表が20日に母国のブエノスアイレスで行った凱旋パレードの最中、選手らがフランス代表FWキリアン・エムバペらに対し、侮辱や人種差別などの言動が相次いだ。これを受け、多くの海外メディアからも非難が上がっている。
20日の凱旋パレードに波紋
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)で優勝したアルゼンチン代表が20日に母国のブエノスアイレスで行った凱旋パレードの最中、選手らがフランス代表FWキリアン・エムバペらに対し、侮辱や人種差別などの言動が相次いだ。これを受け、多くの海外メディアからも非難が上がっている。
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英ラジオ局「トークスポーツ」は「エミリアーノ・マルティネスがキリアン・エムバペの顔がついた人形を抱き、リオネル・メッシがミュータント・タートルズのおもちゃに笑う」と報道。GKマルティネスが決勝で破ったフランスのエムバペを赤ちゃんに見立て、馬鹿にした行動を取ったことを伝えた。
選手のみならず、英スポーツメディア「スポーツバイブル」は「アルゼンチンのファンがキリアン・エムバペの顔が貼られた棺をW杯優勝パレードで燃やす」と報道。「ソーシャルメディアでバズった動画では、十字架とエムバペの写真が貼られた棺を持つグループが映されていた」とし、ファンの間でもエムバペに対して人種差別ともとれる行動があったことを伝えた。
米スポーツメディア「ブリーチャー・レポート」は大会後にエムバペなど、フランス代表の複数選手がW杯敗戦後に人種差別を受けたことをフランスサッカー連盟が非難したことを伝えており、一連の出来事はアルゼンチンの劇的な優勝に沸いたサッカー界に一筋の影を落とすことになった。
(THE ANSWER編集部)