U-18で“上田綺世超え”18戦34ゴール J2水戸に来季昇格、FW内田優晟が持つ駆け引きの妙
掴みどころのない男が語るプロでの意気込み
トップチームでは、まだプレースピードや連係プレーにおける判断の速さ、フィジカル能力の違いなどに差を感じているというが、プロレベルが日常的な環境となることで解決する部分もある。驚異的な実績と、伸びしろ十分の素質。そして、ちょっと他人には把握しにくい感覚も持って、内田は来季から新たな世界へ挑む。開催中だったW杯について話を聞くと、多くの高校生は日本代表の戦いぶりに刺激を受けたと話すのだが、内田からは意外な答えが返ってきた。
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「モロッコは、見ました。日本は、1試合目どこでしたっけ? ドイツか。それは見てないです。(第2戦で敗れた)コスタリカ戦は見ました。スペイン戦は、前半だけかな……。なんか、自分が(試合に)出たいなとか思っちゃうので、日本よりほかの国が見たい。ホーリー(水戸)の試合は見ますけど、普段はあまり見るほうではないです」
取材でも、試合でも、相手からするとちょっと掴みどころのない男。しかし、だからこそ面白いのかもしれない。ユースでの最後の試合を終えて、今後はプロとして勝負する。厳しい世界だが「開幕スタメンを狙うつもりで必死にやって、デビュー戦で点を取っちゃうくらいの勢いでいきたいです」と力強く意気込みを語った。プロの世界でもゴールを量産できるか、楽しみだ。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)