先制PK献上したデンベレは「酷い」「恥ずかしい」 元イングランド代表名手が対応批判
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は18日(日本時間19日)、決勝でアルゼンチンがフランスと3-3で突入した延長で決着がつかず、PK戦スコア4-2で制して36年ぶり3度目の優勝を掴んだ。前半、アルゼンチンが獲得したPKの判定を巡ってはさまざまな意見が上がっているが、元イングランド代表DFガリー・ネビル氏、同FWアラン・シアラー氏はそろって対応したMFデンベレの対応を批判している。
ネビル「恥ずかしい」シアラー「酷かった」
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は18日(日本時間19日)、決勝でアルゼンチンがフランスと3-3で突入した延長で決着がつかず、PK戦スコア4-2で制して36年ぶり3度目の優勝を掴んだ。前半、アルゼンチンが獲得したPKの判定を巡ってはさまざまな意見が上がっているが、元イングランド代表DFガリー・ネビル氏、同FWアラン・シアラー氏はそろって対応したMFデンベレの対応を批判している。
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0-0で迎えた前半21分、アルゼンチンはFWディ・マリアが左サイドからペナルティエリア内に侵入。これに対応したフランスのデンベレが倒す形となり、PKが与えられた。これをメッシが落ち着いて決めてアルゼンチンが先制したが、デンベレの接触は軽いもののように見受けられた。
欧州衛星放送「ユーロスポーツ」によると、英放送局「ITV」に出演したネビルは、ディ・マリアを倒してしまったデンベレについて「哀れだった」と語り、「彼(デンベレ)がウィンガーであることは知っているが、正直に言って……ディ・マリアが何をやるかは分かっている。10年近くやっていることだ。(PK献上は)恥ずかしいね」と苦言を呈したという。
「そもそもW杯の大舞台においては、軽いファウルでのPKだった。でも、それをやってPKを献上する側になるのは愚かだ。デンベレはしてやられた。ディ・マリアにチャンスを与えてしまった」とし、「片方の脚を蹴られた後、もう片方の脚を自分で蹴って倒れることは何年も行われている。彼(ディ・マリア)はその機会を待っていた。彼は経験豊富だが、デンベレは子どものようにあしらわれた」と評した。
また、記事ではシアラー氏のコメントも紹介。「PKだった。じっくりと見なければ判定は難しいが、間違いなく接触があった」と判定は妥当だったと指摘。「彼(デンベレ)は体を前へ入れ直そうとしたが、ディ・マリアの左足が接触し、それが転倒を招いた。あれはPKだ。ディ・マリアの素晴らしいプレーだったが、デンベレは酷かった」とやはりデンベレの対応に厳しい評価だった。
(THE ANSWER編集部)