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4位モロッコ監督が「一流」の対応 謝罪した記者の手のひら返しに「謝る必要はない」

サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は17日(日本時間18日)、3位決定戦でモロッコはクロアチアに1-2で敗れ、4位となった。アフリカ勢過去最高成績を残した今大会。試合後は海外記者が“手のひら返し”の謝罪を述べると、ワリド・レグラギ監督は「謝る必要はない」と返していた。

モロッコのワリド・レグラギ監督【写真:ロイター】
モロッコのワリド・レグラギ監督【写真:ロイター】

カタールW杯3位決定戦

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は17日(日本時間18日)、3位決定戦でモロッコはクロアチアに1-2で敗れ、4位となった。アフリカ勢過去最高成績を残した今大会。試合後は海外記者が“手のひら返し”の謝罪を述べると、ワリド・レグラギ監督は「謝る必要はない」と返していた。

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 モロッコは前半7分に先制点を許したが、2分後に同点に。前半42分に決勝点を奪われた。クロアチア撃破はならなかったが、終了間際までチャンスをつくるなど奮闘。今大会は格上を次々と下し、アフリカ初の4強入りの快進撃を見せていた。

 3位決定戦を終え、海外記者が謝罪していた。英公共放送「BBC」のシャムーン・ハフェス記者が取材エリアの様子をツイート。ある記者が「私は謝りたい。アフリカ勢のモロッコが活躍することについて懐疑的だった。ごめんなさい」と語り掛けると、レグラギ監督はこう答えたという。

「謝る必要はない。この疑念についてはどこにでもあった。あなただけじゃないさ。私たちはその考えが間違っていることを証明するために戦ったんだ」

 ハフェス記者は「一流だ」と言葉を添えて紹介。さらに指揮官は「私たちがW杯で優勝する確率は0.01%だっただろう。でも、今は世界でトップ4のチームになった」とコメント。未来に思いを馳せていた。

「サッカーは人々に夢を与える。特に子どもに対して。私たちは子どもたちに対してサッカー選手になることやW杯に出場するという夢を与えたと思う。これはプライスレスなことで、どんな試合に勝つことよりも意味があるんだ」

 未来の代表選手に夢を与えることを「プライスレス」と表現。「皆さんのサポートに感謝します。私たちは愛されていました。アフリカ万歳」と感謝を口にしたという。

(THE ANSWER編集部)


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