今も破られないW杯1試合5発の衝撃 希代の“一発屋FW”のゴールショーに世界震撼【W杯事件簿】
1930年の創設から今回のカタール大会で22回目の開催となるFIFAワールドカップ(W杯)。4年に一度、世界一の称号をかけて激突する大会ではこれまで数々の事件が起こってきた。1994年米国大会では今も破られていないゴール記録が誕生した。1試合5得点。W杯では他に例を見ない得点王のパフォーマンスが話題をさらった。
W杯で起こった事件を振り返る
1930年の創設から今回のカタール大会で22回目の開催となるFIFAワールドカップ(W杯)。4年に一度、世界一の称号をかけて激突する大会ではこれまで数々の事件が起こってきた。1994年米国大会では今も破られていないゴール記録が誕生した。1試合5得点。W杯では他に例を見ない得点王のパフォーマンスが話題をさらった。
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究極の固め打ちだった。1994年米国大会グループリーグ(GL)B組最終戦のロシア―カメルーン戦。両チームとも敗退濃厚という状況の中、ロシアFWオレグ・サレンコが覚醒した。前半だけでPKによる1点を含む3得点でハットトリックを達成。後半27分、30分にも追加点を奪い、5得点を挙げて6-1の勝利の立役者となった。
1試合5得点は現在も破られていないW杯記録。第2戦スウェーデン戦の1得点を含め、合計6得点でブルガリアのFWストイチコフと並んで大会得点王に輝いた。GL敗退国からの得点王もサレンコが唯一の選手だ。
また、この試合ではカメルーンFWロジェ・ミラが途中交代直後の後半1分に得点を挙げ、42歳39日となるW杯最年長得点記録を樹立。一度は引退を表明しながら、カメルーン大統領の要請で現役復帰した英雄が会場を沸かせた。
(THE ANSWER編集部)