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日本人FWを“煽って走った”DF、快適過ぎた宿舎も問題視…GL敗退ドイツは嘆きのW杯に

世界を熱狂させているサッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)も、残すところ決勝と3位決定戦の2試合となった。日本代表も大金星で盛り上げた今大会。ここまで注目されたトピックを振り返る。今回はドイツ。日本戦でまさかの黒星を喫し、2大会連続のグループリーグ(GL)敗退となったが、相手を“煽って”走ったDF、日本戦で魅せたポーズの裏に“内紛”があったことなどが取り沙汰された。

グループリーグ敗退となったドイツ代表【写真:ロイター】
グループリーグ敗退となったドイツ代表【写真:ロイター】

W杯も残り2戦、今大会の各国トピックを振り返る

 世界を熱狂させているサッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)も、残すところ決勝と3位決定戦の2試合となった。日本代表も大金星で盛り上げた今大会。ここまで注目されたトピックを振り返る。今回はドイツ。日本戦でまさかの黒星を喫し、2大会連続のグループリーグ(GL)敗退となったが、相手を“煽って”走ったDF、日本戦で魅せたポーズの裏に“内紛”があったことなどが取り沙汰された。

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 強豪ドイツのW杯は、まさかの逆転負けで始まった。11月23日のGL初戦、日本を相手に前半で幸先良く先制するも、後半30分に途中出場のMF堂安律に同点ゴールを献上。さらに8分後にはこちらも途中からピッチに立ったFW浅野拓磨に抜け出され、角度のないところから逆転ゴールを許した。そのまま敗れたドイツ。続くスペイン戦は1-1の引き分け、最終コスタリカ戦には4-2で勝利するも、得失点差でGL敗退となった。

 日本戦ではDFアントニオ・リュディガーの“煽り走り”がドイツ国内からも酷評された。後半18分、右サイド裏へのスルーパスに抜け出したFW浅野拓磨に対応。追いかけて最後はあからさまに両足を高く上げながら走り、浅野にボールを触らせず日本のチャンスを封じたのだった。

 リュディガーの走り方を批判的に報じた英紙「ザ・サン」は、2002年日韓W杯準優勝メンバーのドイツ代表MFディートマー・ハマン氏のコメントを紹介。「あんな風に相手をみくびってはいけない。いずれ返ってくるものだからね。非常に未熟で狂っていると思う。傲慢だ。彼は笑っていた。いま笑っているチームは1つだけだ。この競技の精神は相手をリスペクトすること。彼はそれをしていなかった。あれについては説明も言い訳もできない」と苦言を呈していたという。

 ドイツは日本戦開始直前のポーズでも話題に。スタメン11人が口を片手で覆って記念撮影に収まり、多様性について訴える虹色のキャプテンマークの使用が禁止されたことに抗議を示していた。ただ、このポーズはドイツ大衆紙「ビルト」が「口をふさぐ写真を望んだのは2選手だけ」と報じるなど、チーム内で不和があったことを伝えている。

 W杯を終えて帰国したGKマヌエル・ノイアーには災難も。休暇中に山などを楽しむスキーツーリング中の事故で脚を骨折。今季絶望となった。インスタグラムにギプスで固定された右足を露わにして病床でサムアップのポーズを取る写真も掲載し「もっといい形で年末を過ごせたはず…スキーツーリングで頭をリフレッシュさせようとしたら、下腿部を骨折してしまった」「ただ、僕にとっての今季が終わってしまったことは残念だ」と無念の胸中を記していた。

 この他、敗退でユニホームの価格が半額で売り出されていたこと、選手の妻らが頻繁に訪れるなど豪華で快適過ぎた宿舎に問題があったことなどが母国メディアにも嘆かれ、敗退のショックの大きさを物語っていた。

(THE ANSWER編集部)


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