陸上2022年MVPは競歩・山西利和 世界陸上でV2の快挙、織田裕二&中井美穂も特別賞に
日本陸上競技連盟は15日、都内のホテルで「日本陸連 アスレティックス・アワード 2022」の受賞者を発表した。MVPに当たる「アスリート・オブ・ザ・イヤー」は、7月のオレゴン世界陸上男子20キロ競歩で連覇を達成した山西利和(愛知製鋼)が初受賞。2007年にスタートした同アワードは今回が16回目となる。
陸連アワードの受賞者発表
日本陸上競技連盟は15日、都内のホテルで「日本陸連 アスレティックス・アワード 2022」の受賞者を発表した。MVPに当たる「アスリート・オブ・ザ・イヤー」は、7月のオレゴン世界陸上男子20キロ競歩で連覇を達成した山西利和(愛知製鋼)が初受賞。2007年にスタートした同アワードは今回が16回目となる。
山西は京大出身の26歳。京都・堀川高3年時の13年世界ユース選手権1万メートル、京大4年時のユニバーシアードを制した。19年ドーハ世界陸上は日本人初の金メダル。東京五輪では厳しいマークを受けて銅メダルだったが、今年の世界陸上で連覇を達成した。この種目では史上初の連覇だった。
壇上のスピーチでは感謝の言葉を並べた。
「本年のアスリート・オブ・ザ・イヤーに選出いただき、大変光栄に思います。昨年の東京五輪が悔しかったことがあり、周りが求める水準に到達していない自分と向き合ってきました。それが自分の自信になり、来年以降に繋がる誇りだと思います。ここで強いスポットを当てていただいていますが、ここ来られるように育てていただいた方にお礼を申し上げたいと思います。
2連覇ですが、五輪の悔しさもありますし、負けた相手にリベンジしたい気持ちもあります。来年の世界陸上、再来年のパリ五輪でも勝ち続けられる選手になるために頑張ります。もちろん勝ち負けは大事ですが、自分の枠を広げられるようにしていきたいです。精進していきますので、来年以降もよろしくお願いします」
会場からは大きな拍手が注がれた。オレゴン世界陸上入賞者には、金メダル300万円、銀メダル200万円、銅メダル100万円など報奨金が贈られた。