W杯で取り消された決勝弾 “神様”も唖然とした大誤審の理由「ゴールに入る前に…」【W杯事件簿】
1930年の創設から今回のカタール大会で22回目の開催となるFIFAワールドカップ(W杯)。4年に一度、世界一の称号をかけて激突する大会ではこれまで数々の事件が起こってきた。1978年アルゼンチン大会では王国から参加した“神様”が決勝ゴールを取り消されるという大誤審。その判定基準も話題になった。
W杯で起こった事件を振り返る
1930年の創設から今回のカタール大会で22回目の開催となるFIFAワールドカップ(W杯)。4年に一度、世界一の称号をかけて激突する大会ではこれまで数々の事件が起こってきた。1978年アルゼンチン大会では王国から参加した“神様”が決勝ゴールを取り消されるという大誤審。その判定基準も話題になった。
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納得がいかなかった。1978年アルゼンチン大会の1次リーグ初戦でサッカー王国ブラジルはスウェーデンと対戦。試合は前半にお互いが1点ずつ取り合い、迎えた後半終了間際、ブラジルはCKからMFジーコがゴールを決め、主審も笛を吹いた。しかし、これはゴールを示すものではなく、試合終了を意味する笛。「ジーコがシュート体勢に入る前、ボールが空中にある状態で試合終了の笛を吹いた」というのが主審の主張だった。
結局1-1の引き分けに終わり、決勝点とならなかったジーコも唖然。その後の試合でジーコは試合中の負傷などもあって出場機会に恵まれず、チームも4位に終わるという不本意な大会だった。この誤審はFIFA100周年記念の際に作成されたDVD「FIFA FEVER」の中で「サッカーW杯における世界10大誤審」の第4位として収録されている。
(THE ANSWER編集部)