元祖“ワンダーボーイ”オーウェンの今 競馬界でまさかの成功、溺愛する19歳長女も話題
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は連日熱戦が繰り広げられている。なかには「4年に一度のW杯だけは観ている」あるいは「昔はよく見ていたけど、最近は…」という人もいるだろう。そんなファン向けにかつてW杯に出場し、話題になった海外選手をプレーバック。懐かしい“あの人”の今をお届けする。今回は1997年に17歳でプロデビューを飾り、抜群のスピードを武器に翌年のフランスW杯で活躍したイングランド代表FWマイケル・オーウェン。
【W杯あの海外選手は今】98年フランス大会 イングランド代表FWマイケル・オーウェン
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は連日熱戦が繰り広げられている。なかには「4年に一度のW杯だけは観ている」あるいは「昔はよく見ていたけど、最近は…」という人もいるだろう。そんなファン向けにかつてW杯に出場し、話題になった海外選手をプレーバック。懐かしい“あの人”の今をお届けする。今回は1997年に17歳でプロデビューを飾り、抜群のスピードを武器に翌年のフランスW杯で活躍したイングランド代表FWマイケル・オーウェン。
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18歳で98年W杯に出場し、決勝トーナメント1回戦ではアルゼンチン相手に圧巻の個人技からゴールを決めたオーウェンは、“ワンダーボーイ”として世界中から称賛を集めたストライカーだ。
サッカー選手の父を持つサラブレッドは、リバプールでプロデビューを果たし、97-98シーズンには18歳にして、プレミアリーグ得点王に輝いた。その勢いを買われて98年フランスW杯に出場すると、グループリーグのルーマニア戦で初得点。決勝トーナメント1回戦のアルゼンチン戦では驚異的なスピードで相手DFを翻弄し、一時は逆転となるスーパーゴールを決めている。
早熟のストライカーはその後もイングランドのエースとして活躍し、02年と06年W杯にも出場。しかし06年大会では、グループリーグのスウェーデン戦で左膝前十字靭帯断裂の重傷を負って離脱。この怪我の影響もあり、その後のキャリアでは目立った活躍を見せられなかった。イングランド代表としては、同国歴代6位となる通算40得点を記録した。
クラブでは衝撃のプロデビューを飾ったリバプールを皮切りに、レアル・マドリード、ニューカッスル、マンチェスター・ユナイテッド、ストーク・シティでプレー。13年に33歳で現役を退いている。
引退後は解説者として活躍し、42歳となった現在は英テレビ局「BTスポーツ」に出演。一方で、現役時代からの趣味だった競馬に傾倒し、競走馬のブリーダーになった。また年間399ポンド(約6万6000円)、月額35ポンド(約5800円)で競走馬のオーナーになれる「マイケル・オーウェン・レーシング・クラブ」を運営。20年には自身の競馬愛や馬主としての夢を語った「マイケル・オーウェン 馬主としての夢―ジャパンカップと英ダービー by JRA」というコンテンツが、日本で配信された。
順調なセカンドキャリアを歩んでいるが、昨年6月にはリアリティショーに出演していた人気タレントのレベッカ・ジェーンさんに、ヌード写真を送るよう要求したと英メディアで報じられるなど、お騒がせな一面も。今年5月には暗号通貨を扱う「パント・カジノ」のグローバルアンバサダーに就任したが、同社はキュラソーで登記されており、英国ではライセンスを得ていなかったことから、英広告基準協議会から指導を受けるトラブルにも巻き込まれている。
また今年6月には、現在19歳の長女ジェマさんが、英テレビ局「ITV2」の恋愛リアリティショー「ラブ・アイランド」に出演することになった。過激な演出や性的な表現もあるこの番組に19歳で出演することに対し、世間からは若すぎるとの批判が殺到。しかしオーウェンは娘を擁護するコメントを残し、寛大な対応を見せたという。18歳で世界的な名声を得た自身の姿が、オーバーラップしたのかもしれない。
(THE ANSWER編集部)