海外メディアが客席から撮影された一部始終の映像を公開

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は9日（日本時間10日）、準々決勝でブラジルはクロアチアと1-1で突入したPK戦の末に2-4で敗れ、8強敗退となった。試合後、涙に暮れたFWネイマールにクロアチアMFの子供が駆け寄り、励ます場面も。それに優しくハグで応えていたネイマールの写真が称賛されたが、ある海外メディアは客席から撮影した映像で全容を紹介。男性スタッフが制したにもかかわらず「ハグを許可」「泣ける」と感動が再燃している。

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　発端となったのは、試合後に撮影された写真だ。米スポーツ専門局「ESPN」のサッカー専門インスタグラムは2枚を掲載。「LEO　4」と背番号と名前が入ったクロアチアMFペリシッチのユニホームを着た少年が、ネイマールに右手を差し出し、がっちりと握手。ネイマールは少年を胸に抱き寄せ、優しく抱擁を交わした様子を紹介した。少年はペリシッチの息子レオ君で、大号泣していた失意のスターを励まそうと握手を交わしたというのだ。

　なんとも心優しいエールと、それに応えたネイマールの振る舞いにはコメント欄で「一流の振る舞いだ」「私がスポーツを愛する理由」などと反響が寄せられた。そんな中、ノルウェーのスポーツメディア「TV 2 Sport」公式ツイッターは客席から撮影されていた一部始終を映像で紹介。それを見ると、駆け寄ってきたレオ君をネイマールの近くにいた代表スタッフが制止した。にもかかわらず、少年に気付いたネイマールは自ら歩み寄り、上述のシーンが生まれたのだ。

　これに多くの日本人ファンも反応。「そんな中でもハグを許可」「スーパースターすぎる」「プロの鑑」「これはいい場面」「心が癒される瞬間」「実はスポーツマンとして人格者」「ほんと心が洗われる」「泣ける」「なんて素敵なシーン」「紳士と心ある子供たち」「素晴らしい光景」などの声が寄せられた。試合は延長前半にスーパーゴールを決めながら、PK戦で散ったネイマール。しかし、試合後の振る舞いは大きな称賛の的になった。