カタールW杯

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は10日（日本時間11日）に決勝トーナメント準々決勝が行われ、モロッコとフランスがそれぞれ勝利。これでアルゼンチン、クロアチアを含めた4強が出揃った。

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　ポルトガルと対戦したモロッコは、支配率32％とボールを保持される展開が続いた。それでも前半42分、ユセフ・エンネシリが左からのクロスに圧巻の跳躍力を見せつけた。ヘディングシュートを叩き込んで先制。後半はC.ロナウドを投入してきた相手に猛攻を受けるも、GKヤシン・ブヌが立ちはだかってゴールを許さず。1-0で勝利し、アフリカ勢初の4強入りを決めた。

　フランス―イングランドの強豪対決は見ごたえある展開に。前半17分、フランスはチュアメニのミドルシュートで先制するが、後半9分にイングランドがPKを獲得。これをケインがきっちり決めて同点にした。その後は一進一退の攻防が続いたが、同33分にフランスのジルーがヘディングで勝ち越した。追いつきたいイングランドは同36分、VAR判定からまたもPK獲得。しかしケインがこれをクロスバーの上に外して同点とはならず、2-1でフランスが連覇にまた一歩前進した。

　これで今大会の4強が出揃った。メッシ擁するアルゼンチンは、決勝トーナメントで日本、ブラジルといずれもPK戦で下しているクロアチアと13日（日本時間14日）に対戦。今大会5試合で僅か1失点のモロッコと、エムバペら強力な攻撃陣を誇るフランスが14日（同15日）に激突する。