アシストしたソン・フンミンが前3人＆後4人に囲まれた画像が話題に

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は2日（日本時間3日）に行われたグループリーグH組で韓国がポルトガルに2-1で逆転勝ち。後半アディショナルタイム（AT）に生まれた決勝弾で3大会ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。FWファン・ヒチャンのV弾が決まる直前、アシストしたFWソン・フンミンが相手7人に囲まれた構図が「フォトショップで加工したみたい」など海外で反響を呼んでいる。

　韓国に熱狂をもたらすゴールは、驚きのアシストから生まれた。

　1-1で迎えた後半AT突入直後、自陣CKからのカウンターでソンがドリブルで駆け上がった。エリア手前で3人が待ち構える。すると、絶妙なタイミングでファンにDFの間を抜くラストパス。これをファンが流し込み、決勝点となった。

　3位だった韓国は決勝T進出が絶対条件。すでに突破を決めているポルトガルを下し、同時刻別会場のウルグアイが2-0で勝利。勝ち点4、得失点差で韓国とウルグアイが並んだが、総得点の差で上回った韓国が3大会ぶりの決勝T進出となった。

　絶対的なエースとして大仕事をやってのけたが、話題になっているのはアシストの場面。中継上の画面では前方に3人、戻ってきた4人が背後に映っており、完全にソン1人とポルトガル7人という構図になった。そんな状況から冷静にパスを出したのだから恐れ入る。

　米スポーツビジネスメディア「スポルティコ」のデータ記者レブ・アカバス氏は自身のツイッターでその場面を切り取った画像を掲載。「ソン・フンミンはこの位置からアシストした」と記し、驚いた海外ファンから「1vs7」との声が届いた。

　他にもネット上には、同様のシチュエーションの画像が多く投稿されており、「どうやって、ソン・フンミン、どうやって」「フォトショップで加工されたように見える」と反響が広がっている。

　韓国の劇的な決勝T進出とともに、ソンの奮闘が注目を浴びることになった。