オランダ8強一番乗り パス20本繋がった芸術的V弾に海外衝撃「米国のMFを消し去った」
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は3日(日本時間4日)、決勝トーナメント1回戦でオランダが米国を3-1で下し、2大会ぶりの8強進出を一番乗りで決めた。先制弾はW杯の得点としてオランダ史上最多の20本のパスを繋いだ芸術的ゴールとなり、海外記者も「数えきれなかったかも」「米国のMFを消し去った」と衝撃の声を上げた。
20本のパスを記録した得点はオランダのW杯史上最多
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は3日(日本時間4日)、決勝トーナメント1回戦でオランダが米国を3-1で下し、2大会ぶりの8強進出を一番乗りで決めた。先制弾はW杯の得点としてオランダ史上最多の20本のパスを繋いだ芸術的ゴールとなり、海外記者も「数えきれなかったかも」「米国のMFを消し去った」と衝撃の声を上げた。
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息をのむパスワークからオランダ8強の道が開けた。前半10分、自陣からテンポの良いパスで相手のプレッシャーをかいくぐり、FWデパイを起点に前線に展開する。センターサークル付近でボールを受けたMFガクポが持ち上がって右サイドへ送る。それをダイレクトでDFダンフリースが中央に折り返すと、走り込んだデパイが右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。
相手にカットされず、繋いだパスは20本。なんとも華麗な連携から先制点が生まれ、ツイッター上の海外メディア、記者も即座に反応した。米メディア「スタッツ・パフォーム」のサッカー専門ツイッター「OptaJoe」は「20――メンフィス・デパイのゴールは20の連続したパスの末のものだった。これはW杯でのオランダのゴールで最多記録だ(1966年以降)」と記録を伝えた。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のシニアサッカー記者オリバー・ケイ氏が「オランダのゴールにつながるビルドアップの中で20のパスを数えた。それ以上のように感じた。数え切れなかったかもしれない。しかし、なんて素晴らしい動きだ」と感嘆すれば、英紙「ガーディアンズ」などに寄稿するサッカー記者のカラン・テフワニ氏も「あのオランダの最初のゴールはカウンター攻撃のマスタークラスだった」と称賛した。
米メディア「CBSスポーツ」のニコ・キャンター記者は「オランダの1点目のビルドアップは完全に米国のミッドフィルダーを消し去った。彼らに称賛を。感銘を与えるものだった」と評し、衝撃が広がっていた。試合は前半アディショナルタイムにDFブリントが追加点を奪取。後半に1点を返されたものの、同36分にダンフリースが豪快なボレーを叩き込み、3-1で逃げ切った。ベスト8一番乗りの勝利でパス20本を繋いだゴラッソは喝采を浴びた。
(THE ANSWER編集部)