カタールW杯、ベルギー―クロアチア

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は1日（日本時間2日）、グループリーグ最終戦でベルギーがクロアチアに0-0で引き分け。勝ち点4の3位でグループ敗退が決まった。世界ランク2位の優勝候補にとって、まさかの結末。エースFWロメル・ルカクは試合後、ベンチのフレームを殴って破壊し、怒りを露わにした。その様子が海外メディアにとらえられ、「恥だ」「点決めろよ」と批判的な声が殺到している。

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　まさかの行動だった。スコアレスドローに終わり、敗退が決まったベルギー。負傷明けで後半開始から出場し、再三ゴールに迫ったエースFWルカクは決定機を生かせず。引き揚げていく際、ベンチを通り過ぎようとすると、突然、ベンチの透明のフレームを右手で殴り、破壊した。激しい声を上げながら、怒りが収まらない様子だった。この模様は海外メディアにもとらえられ、大きな話題を呼ぶことになった。

　米スポーツ専門局「ESPN」のサッカー専門ツイッターは写真を掲載。「自分を見失っている」「辛いね」「恥ずかしい」「頭を使ったのか？」「そのエネルギーはピッチで使わなかったのか？」「なぜ怒る？　君は得点したくなかったじゃないか」「点決めろよ」「クレイジー」など、モノに当たった非紳士的な態度に批判的な声が殺到した。後味の悪さを残し、世界的なストライカーの一人はカタールを去ることになった。