ゴールライン上で生まれた奇跡のクリアに海外絶賛 GKじゃないのに「W杯最高のGKだ」【W杯名珍場面】
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は連日熱戦が繰り広げられている。森保一監督が率いる日本代表をはじめ、32か国がカタールに集い、世界一を目指す。4年に一度の大舞台を盛り上げるべく、2018年ロシア大会をプレーバック。記憶に新しい前回を振り返り、観戦ムードをさらに高める。今回は一人のDFが演じたミラクルプレー。無人のゴールマウスからライン上でシュートをかき出し、失点を防いだ。その様子をとらえた決定的瞬間の写真に絶賛の声が寄せられた。
2018年ロシア大会を振り返るサッカーW杯名珍場面
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は連日熱戦が繰り広げられている。森保一監督が率いる日本代表をはじめ、32か国がカタールに集い、世界一を目指す。4年に一度の大舞台を盛り上げるべく、2018年ロシア大会をプレーバック。記憶に新しい前回を振り返り、観戦ムードをさらに高める。今回は一人のDFが演じたミラクルプレー。無人のゴールマウスからライン上でシュートをかき出し、失点を防いだ。その様子をとらえた決定的瞬間の写真に絶賛の声が寄せられた。
世界最高峰の舞台で生まれるミラクルプレー。4年前に生まれたシーンを覚えているファンも少なくないだろう。
ロシア大会の3位決定戦ベルギー―イングランド戦。ベルギーが1-0で迎えた後半25分だった。自陣左サイドからイングランドのMFダイアーにワンツーで崩され、ペナルティエリアに侵入された。DFは誰も追いつけない。GKとの1対1。ここでダイアーは前進してきたGKの動きを見極め、右足でチップキック。浮き球で無人のゴールへ。決まった――。そう思った次の瞬間だった。
猛然と一人、ボールを猛追する黄色いユニホームの姿があった。DFトビー・アルデルワイレルトだ。そして、体を投げ出して足を伸ばすと、まさにゴールラインを割ろうとする寸前で蹴り出し、CKに逃れたのだ。熱狂に沸くスタジアム。GKからハイタッチで称えられた。決定的な同点機を防ぐと、同37分にFWアザールのダメ押し点が生まれ、過去最高3位という結果に結実した。
試合後、アルデルワイレルトは自身のツイッターを更新。1枚の画像を掲載した。
ダイアーがシュートを放ち、GKが振り返って見つめる先でアルデルワイレルトが滑り込み、ゴールライン寸前で左足で蹴り出している決定的瞬間だ。一瞬の出来事でも冷静に足元を見つめ、ボールを捉えている。投稿には「3位に滑り込むにはこうやって…」と茶目っ気たっぷりにつづり、画像を観たファンは絶賛の嵐だ。
「釘付けにさせられたし、興奮させられた…間違いなくこの大会でのベストセーブだ」
「一流のクリア」
「ワールドカップ最高のキーパー」
「このアクション!」
「もし望むなら、オールド・トラフォード(マンチェスターUの本拠地)に滑り込んでくれてもいいんだよ」
「君がマンチェスター・ユナイテッドに必要だ!」
「トビー、よくやったよ」
「世界レベルだよ、トビー!」
「ビューティフル・セーブ」
失点を守るのはGKばかりじゃない。1点が母国の命運を握るW杯。カタールの地ではDF陣も体を張り、ゴールマウスを死守している。