カタールW杯、ベルギー戦前に珍事

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は27日、グループリーグF組のモロッコ―ベルギー戦が行われ、モロッコが2-0で金星を挙げた。試合前には珍事も。スタメンとして国歌斉唱の際に姿を見せていたモロッコGKのヤシン・ブヌが、試合には出場せず。海外の実況席も気付かなかったその理由を英メディアが報じている。

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　国歌斉唱にはいたGKが、試合には出場しなかった。勝利したモロッコの先発GKとして出場予定だったブヌ。しかし、国歌斉唱の間からやや苦しそうな素振りを見せていた。試合が始まった後、ゴールマウスを守っていたのはムニル・モハメディに代わっていた。

　英紙「デイリーメール」は「日曜のモロッコ対ベルギーの試合前にGKのヤシン・ブヌが姿を消した」「国歌斉唱の際にいたが、キックオフの時には姿を見せなかった。ムニル・モハメディが代わりに出場した」と紹介した。

　同紙は「目の不調をコーチに訴えて交代になったことが、ハーフタイムに明らかになった」と原因を伝え、英公共放送「BBC」の実況席がしばらく交代の事実に気付けなかった事も紹介。BBC解説者のガイ・モーブレ氏は、ハーフタイム前に赤面しながら気付けなかったミスを謝罪したとも伝えられている。