カタールW杯、フランスは開幕2連勝で決勝T進出一番乗り

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は26日（日本時間27日）、グループリーグ第2戦で前回王者のフランスがデンマークを2-1で下し、今大会一番乗りで決勝トーナメント進出。エースFWキリアン・エムバペは圧巻の2ゴールと躍動したが、その裏で試合中にあった秘技が話題を呼んでいる。オフ・ザ・ボールで相手DFを惑わせるキレキレのステップを披露。触れずして転ばせた。公開された動画に「近くにボールすらない」「残酷だ」と衝撃の声が寄せられている。

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　米スポーツ専門メディア「ブリーチャーレポート」公式インスタグラムが公開したのは客席から撮られた映像。敵陣左サイドに位置したエムバペは後方から味方の上がりに合わせ、前を向く。すかさずDFクリステンセンがチェックに来た時だ。縦に行くと見せかけて左に大きくワンステップ。これにつられたクリステンセンは体勢を崩し、転んでしまった。すぐに向き直ったエムバペは味方からのパスを叩いて、攻撃の起点となった。

　爆発的なスピードを持っているだけに、裏に抜け出されたくないクリステンセンが過敏に反応するのは無理もない。「エムバペが彼を負かした」と紹介された動画には「近くにボールすらないのに、クレイジーだ」「凄いな」「残酷だ」「驚いたな」「イエローカードだ」「ボールなしでも、か」など、衝撃を受けたファンの声が寄せられた。後半に先制弾と決勝弾でチームを決勝トーナメントに導いたエムバペ。連覇を目指す王者に最強の10番がいる。