ドイツ代表、公式会見に選手出席せず罰金の可能性 理由は「長時間車に乗って3時間も…」
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)のドイツ代表はグループリーグ第2戦スペイン戦の前日となる26日、公式会見を行ったが、ハンジ・フリック監督のみ出席。FIFAは監督と選手1人の出席を義務付けているが、同監督は移動と会見で3時間近く選手が拘束されることを理由に挙げた。地元メディアはドイツサッカー連盟に罰金が下される可能性を指摘した。
スペイン戦前日の公式会見に出席したのはフリック監督のみ
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)のドイツ代表はグループリーグ第2戦スペイン戦の前日となる26日、公式会見を行ったが、ハンジ・フリック監督のみ出席。FIFAは監督と選手1人の出席を義務付けているが、同監督は移動と会見で3時間近く選手が拘束されることを理由に挙げた。地元メディアはドイツサッカー連盟に罰金が下される可能性を指摘した。
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スペイン戦に向けた公式会見に現れたのは、フリック監督1人だった。ドイツのスポーツ専門誌「キッカー」は会見前に「選手は誰一人ドーハまで来ず スペイン戦会見はフリック監督のみ:ドイツサッカー連盟、FIFAから罰金の可能性」との見出しで記事を掲載した。
それによると、ドイツ側はドーハのメディアセンターで行われる公式会見について、宿舎のあるカタール北部まで距離があることから、滞在拠点のアルシャマールの練習場で行うことを希望した。しかし、FIFAはこれを認めなかったという。
FIFAは公式会見に監督と選手1人の出席を義務付けているが、選手は同行せず、結局出席したのはフリック監督のみ。会見の冒頭で1人で来た理由を質問されると、同監督は「長い時間、車に乗せるのを強いることはできなかった。(往復と会見で)3時間近くかかってしまうから」と説明した。
「明日は非常に大事な試合がある。だから私一人でやろうと。26人の選手はみんな同じくらい大事なので、一人連れてくることはできない」と強調。「自分たちのところ(練習拠点)にも素晴らしいプレスセンターがあるのに残念だ」と語った。
ドイツは23日に行われた初戦の日本戦でまさかの1-2で敗戦。スペイン戦は絶対に負けられない。キッカー誌の記事では「罰金が科されるかもしれない」と指摘しているが、それよりも大一番に向け、選手のコンディションを優先したようだ。
(THE ANSWER編集部)