W杯で相手DFに衝撃の噛みつき くっきり残った歯形、4か月の活動停止になった悪童FW【W杯事件簿】
1930年の創設から今回のカタール大会で22回目の開催となるFIFAワールドカップ(W杯)。4年に一度、世界一の称号をかけて激突する大会ではこれまで数々の事件が起こってきた。2014年ブラジル大会ではウルグアイの“悪童”が試合中、相手選手に噛みつき、レッドカードで一発退場。大会後にフットボール活動の長期禁止処分を受けるなどのお騒がせとなった。
W杯で起こった事件を振り返る
1930年の創設から今回のカタール大会で22回目の開催となるFIFAワールドカップ(W杯)。4年に一度、世界一の称号をかけて激突する大会ではこれまで数々の事件が起こってきた。2014年ブラジル大会ではウルグアイの“悪童”が試合中、相手選手に噛みつき、レッドカードで一発退場。大会後にフットボール活動の長期禁止処分を受けるなどのお騒がせとなった。
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2014年ブラジル大会のグループリーグD組最終戦のイタリア―ウルグアイ戦。スコアレスで迎えた後半35分、ウルグアイのエースFWルイス・スアレスがペナルティーエリア内での競り合いの際、イタリアDFジョルジョ・キエリーニの左肩に噛みついた。
被害者のキエリーニはユニフォームをはだけさせて“歯型”をアピール。くっきりと痕も残っていたが、その時点ではレッドカードどころかイエローカードもなし。試合はこの直後にウルグアイが決勝点を奪い、1-0で勝利。グループ2位で決勝トーナメント(T)進出を決めた。
試合後、事態を調査した国際サッカー連盟(FIFA)は、過去に所属クラブで同様の噛みつき行為が前科を持つスアレスに4か月間のフットボール活動の禁止を通告。スアレスのブラジルW杯は幕を閉じた。ウルグアイは決勝T1回戦でコロンビアに0-2で敗れ、ベスト16で敗退した。
(THE ANSWER編集部)