日本の健闘を海外メディアが続々称賛「あと少し…」「秩序と忍耐、知恵で対抗した」
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は2日(日本時間3日)、決勝トーナメント1回戦で日本はベルギーに2-3で敗れ、史上初の8強進出を逃した。壮絶な逆転負けを喫したが、圧倒的不利の下馬評を覆して、優勝候補を追い詰めた戦いぶりを海外メディアも続々称賛している。
想像上回る大健闘に海外メディアも拍手
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は2日(日本時間3日)、決勝トーナメント1回戦で日本はベルギーに2-3で敗れ、史上初の8強進出を逃した。後半3分にMF原口元気のゴールで均衡を破ると、後半7分にはMF乾貴士が無回転ミドル弾を突き刺しリードを広げた。しかし後半24、29分に立て続けに失点し、追いつかれると、最後は後半アディショナルタイムにカウンターから決勝点を許した。壮絶な逆転負けを喫したが、圧倒的不利の下馬評を覆して、優勝候補を追い詰めた戦いぶりを海外メディアも続々称賛している。
日本らしい粘り強い守備で0-0で前半を折り返すと、後半一時は2点をリード。最後はベルギーの底力に屈したが、FIFAランキング3位の“赤い悪魔”を相手に一歩も引かない戦いぶりは海外メディアの胸を打ったようだ。
英公共放送「BBC」は「日本にとってあと少し…でも遠かった」と健闘を認め、「ハラグチの冷静を保ったシュートでリードすると、目覚ましいイヌイがロングシュートで2点目を決めた」と日本の2ゴールを振り返っている。
米スポーツ専門局「ESPN」は試合の経過を追う記事の中で、「日本のイヌイがまた輝いた」と大会2点目を挙げた背番号14を称賛している。
「このワールドカップでは多くの素晴らしい個人の活躍が見うけられる。ハリー・ケイン、フィリペ・コウチーニョ、アレクサンドル・ゴロビン、クリスティアン・エリクセン、ルカ・モドリッチ、他にも多くが注目を集めた。しかし、最も控えめ、かつ傑出した個人はタカシ・イヌイかもしれない。ロストフで、そして大会を通して日本のキーマンだった」
こう伝え、今大会最上級の活躍だと絶賛している。