フィギュアペアの高橋、柴田組は前向き6位 「目標は今季ではなく来季」
冬季アジア大会は25日、フィギュアスケート・ペアのフリーが真駒内公園屋内競技場で行われ、日本の高橋成美、柴田嶺組は81.75点で合計130.53点となり、6位だった。中国のシャオユー・ユー、ハオ・ジャン組が合計223.88点で金メダルを獲得した。
冬季アジア大会、結成1年足らず「あとは自分たちの能力上げるだけ」
冬季アジア大会は25日、フィギュアスケート・ペアのフリーが真駒内公園屋内競技場で行われ、日本の高橋成美、柴田嶺組は81.75点で合計130.53点となり、6位だった。中国のシャオユー・ユー、ハオ・ジャン組が合計223.88点で金メダルを獲得した。
現時点で、やれることは出し切った。だから、6位という結果も前向きにとらえた。ジャンプでそろって転倒するなど、ミスが出た。高橋は「ショート、フリーともに落ち着いて滑ることができた。ミスが出たけど、悔いの残るようなミスじゃない。レベルの取り逃しもなく、思っていたものが出た。あとは自分たちの能力を上げるだけ」と視線を上げた。
昨年5月に結成したばかりの新生ペア。「もうすぐ1年が経つけど、すごく上手くいくときもあれば、スランプもあって波はあった。でも、すごく進歩できたと思う」と高橋が話す通り、実戦を経て着実に成長。「今と同じスピードで来季も成長していけたら」と、さらなる飛躍へ向け、手応えをつかんでいる。
シングルから転向した柴田はペア仕様の肉体づくりのため、栄養士をつけてウェートトレにも取り組み、シングル時代から体重は11キロ増の67キロになった。「自分たちの目標は今季ではなく来季にある。得たものもたくさんあるし、一つ一つレベルアップしていきたい」と地元・北海道での戦いを終え、決意を新たにした。
2人は「五輪を目指す覚悟でペアを結成した」という。高橋は「だから、五輪がすごく大事だし、私たちにとって一番の目標。自分たちのやり方で、平昌へ向けて前を、前を向いてやっていきたい」と気合を込めた。1年後に迫った平昌五輪へ、北海道で得た経験を糧とする。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images