アルゼンチンがサウジアラビアに敗戦

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は22日、C組のFIFAランク3位アルゼンチンが1-2で同51位サウジアラビアに敗れた。前半にFWラウタロ・マルティネスがゴールネットを揺らしたものの、VAR判定でオフサイドに。敗れたアルゼンチン紙はVARにミスがあったとする証拠画像付きで「VARミスの可能性に炎上」「3人目のDFの関わりが浮上」と報じた。

　アルゼンチンは1-0の前半27分、FWラウタロ・マルティネスが味方のスルーパスに反応。絶妙なタイミングで飛び出してゴールネットを揺らした。一度は喜んだが、VAR判定でオフサイドとなり、ノーゴールとなった。チームは後半に2失点で逆転負け。この判定も響く形となった。

　今大会はAIによる「半自動オフサイドテクノロジー」が導入されている。マルティネスの左腕が真後ろの相手選手を基準としたラインから出ていたと検出されていた。しかし、アルゼンチンの新聞社「クラリン」は、「ソーシャルネット、アルゼンチン―サウジアラビア戦のVARミスの可能性に炎上」との見出しで記事を掲載。誤りがあったことがSNS上で話題になっていることを伝えた。

　記事では「セミオートマチックのシステムが、前半27分のストライカーのゴールをミリ単位のオフサイドとして否定。ツイッターでは、そのプレーの線引きにより、3人目の選手の関わりが浮上」と画像付きで報じた。画像では左サイドバックに位置するDFアルシャハラニの右足に線が引かれ、マルティネスが最終ラインを越えていないとされているようだ。