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ドイツが恐れる日本の武器 楽観ムードなし、独メディア「陣営に敬意以上のものある」

サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は23日、E組の日本代表が初戦のドイツ戦を迎える。下馬評はW杯優勝4回のドイツが圧倒的有利とされているが、ドイツメディアからは警戒を示す声も聞こえてきている。ドイツ公共放送「ARD」は「4年前」の悪夢を引き合いに出し、日本を警戒。楽観ムードを消している。

ドイツ代表とのグループリーグ第1戦に臨む日本代表【写真:ロイター】
ドイツ代表とのグループリーグ第1戦に臨む日本代表【写真:ロイター】

日本戦を前に独メディアから出てきた不安点

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は23日、E組の日本代表が初戦のドイツ戦を迎える。下馬評はW杯優勝4回のドイツが圧倒的有利とされているが、ドイツメディアからは警戒を示す声も聞こえてきている。ドイツ公共放送「ARD」は「4年前」の悪夢を引き合いに出し、日本を警戒。楽観ムードを消している。

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 日本の初戦の相手はW杯4度優勝のドイツ(西ドイツ時代含む)とあって厳しい戦いも予想されている。だが、ドイツに楽観ムードはないようで、ドイツ公共放送「ARD」のスポーツ番組「Sportschau(シュポルトシャウ)」は「4年前のW杯ではカウンターへの無力が致命傷となった」と根拠を示し、日本への警戒感を示した。

 4年前の2018年ロシアW杯、ドイツは初戦でメキシコに0-1で敗戦。試合を通じてメキシコの素早いプレスを掻い潜れず、ゲームメーカーだったクロースらがマンマークを受けて攻撃陣が沈黙した。前半35分の失点はカウンターから。ドイツの弱点が露呈した試合だった。

 これを引き合いに出し、記事内では「日本への単なるリスペクトか、それとも恐れなのか?」「ここ数週間に聞こえてきた話では、ドイツの陣営ではリスペクト以上のものがある。日本は守備において規律正しく無我夢中、攻撃ではカウンターから得点を挙げる」などと日本の特長に言及した。

 フリック監督がカウンター対策の練習を重ねていることにも触れ、「サッカー界においてドイツ代表はこういうのを苦手としていると言われている。ニクラス・ズーレも月曜の定例会見でそれを認めている。短い準備期間でドイツ代表はいくつか重点的に取り組んでおり、『カウンターに対する守りはその最優先事項の一つだ』」と伝えている。

 4年前のメキシコ戦だけでなく、今月16日に行われたオマーンとの強化試合でも「同じだった」と指摘。GKマヌエル・ノイアーの「鍵を握るのはディフェンス」というコメントも紹介しており、堅守からのカウンターを一つの武器とする日本にとっては突破口となりそうなポイントも当然考慮しているようだ。

(THE ANSWER編集部)


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