W杯開幕戦、カタール観客の早すぎる“撤退ぶり”に英紙注目「満員のように見えたが…」
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は20日(日本時間21日)に開幕戦が行われ、開催国カタールはエクアドルに0-2で敗戦。開催国が初戦で黒星を喫したのはW杯史上初となった。試合内容で圧倒された形だが、海外メディアはサポーターが早々に見せた“諦めムード”を指摘していた。
開幕戦で開催国カタールは黒星
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は20日(日本時間21日)に開幕戦が行われ、開催国カタールはエクアドルに0-2で敗戦。開催国が初戦で黒星を喫したのはW杯史上初となった。試合内容で圧倒された形だが、海外メディアはサポーターが早々に見せた“諦めムード”を指摘していた。
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開幕戦、途中から地元ファンの姿が消えていった。エクアドルに2点リードを許して迎えた後半。時間の経過とともに、劣勢のカタールファンは客席を立つ数が増え、スタンドは次第に空席が目立ち始めた。スタジアムにはエクアドルサポーターの声が響く。W杯史上初の「開催国初戦黒星」という記録は寂しさとともに生まれた。
英紙「メトロ」は「アルバイト・スタジアムでのカタール―エクアドルのW杯開幕戦中に何千という空席が」との見出しで記事を掲載。「モーガン・フリーマンやジョングクが出演した見事な開会式でトーナメントは幕を開けたが、ピッチ上ではカタールは本拠地のサポーターを興奮させることができなかった。ハーフタイム休憩中に数多くのサポーターが席を立ったが、後半になってもかなりの数は戻って来ず、スタジアム中に空席の巨大なエリアが広がって、その不在が目立った」と記した。
同紙は2人のレジェンドストライカーの話も紹介。スタジアム内でBBCの生中継を担当していた元イングランド代表FWゲーリー・リネカー氏は「試合開始時点では満員のように見えました」「そしてハーフタイムにはすぐに『かなりの空席』という状態です。(後半には)用事を済ませて帰ってくると思っていましたが」とコメント。また、元同代表FWアラン・シアラー氏も「試合が始まって1時間、かなりの数が会場を後にしています。スタジアムに戻ってきませんでした。試合前の数には明らかに及びません」と伝えたという。
(THE ANSWER編集部)