スペインはドイツに脅威感じず 格下相手の辛勝に老舗メディアは「感触が良いとは言い難い」
20日(日本時間21日)に開幕するサッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)を前に、E組で日本代表と対戦するドイツ代表が16日、オマーン・マスカットでオマーン代表と強化試合を行い、1-0で辛勝した。この試合を同組スペインメディアも注目。「堅固さは伝わらなかった」「精彩を欠き、感触が良いとは言い難い」など厳しい論調が並んだ。
カタールW杯前最後のテストマッチ
20日(日本時間21日)に開幕するサッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)を前に、E組で日本代表と対戦するドイツ代表が16日、オマーン・マスカットでオマーン代表と強化試合を行い、1-0で辛勝した。この試合を同組スペインメディアも注目。「堅固さは伝わらなかった」「精彩を欠き、感触が良いとは言い難い」など厳しい論調が並んだ。
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ドイツにとってW杯本番前最後のテストマッチ。ハンジ・フリック監督は初招集となった17歳FWムココを先発で起用したものの、周囲との連係はうまくいかず。ムココに代わって途中出場したFWフュルクルクが後半35分に得点して何とか勝利を収めた。
この試合について、老舗スペイン紙「マルカ」のエステファニア・カルエバノ記者は「正直、ボールをきっちりとクリアしなければならない時のドイツからもあまり、堅固さは伝わらなかった。ドイツは、攻撃する時も、あまり力を入れてやらなかった」と論評。ムンドデポルティーボ紙 のオスカル・サラテ記者は「FIFAランキング75位の代表が世界のテトラカンペオン(W杯4回優勝)チームを前に、試合中、ずっとタメ口をきいた(=互角に戦った)」という見方だ。
アス紙のホルヘ・ガルシア・エルナンデス記者は「フリックの顔は詩的だった。時間がたつにつれ、ドイツはオマーンの落ち着きを失わせることができなくなっていった。ドイツはハンドブレーキをかけながら、ピッチに飛び出してプレーしたが、FIFAランク75位のチームが、試合をひっくり返す寸前だった」。また同紙のフアン・デ・コディナ記者は「ドイツ代表は、W杯開始まで数日と迫った状況で精彩を欠き、その感触は全てが良いとは言い難いものとなった」と揃ってドイツに脅威を感じていない論調を並べた。
(THE ANSWER編集部)