国内ツアー・大王製紙エリエールレディスが17日開幕

　女子ゴルフの国内ツアー・大王製紙エリエールレディス（愛媛・エリエールGC松山、6575ヤード、パー71）が17日に開幕する。前日の16日はプロアマが行われ、ベテランの有村智恵（フリー）が取材対応。来週に35歳の誕生日を迎えることを受け「ゴルフができるって幸せだなと」と実感を込めた。

　調子について「体次第という感じですが、調子は良いです」と話した有村。その「体次第」というのは怪我だった。「怪我が後半戦になって多くて、寒さにも弱くなってきているので、前日に仕上がっていても、当日に痛みが出たりということがあった。万全な状態で毎日18ホールを回れたらいいなと思います」。怪我で気になるところは「首、腰、足です」といい、「腰が痛いなと思う時はあるんですけど、良い時はそんなに痛くないので」と説明した。

　今季はトップ10入りを4度経験している。9月の住友生命Vitalityレディス東海クラシックで今季最高の4位に入ったものの、秋を迎えた10月以降は4戦連続予選落ち。前週の伊藤園レディスは予選通過したが、49位だった。「年齢的にも、毎回どこに不安もなく元気で良い状態で挑めるのはずっと、というわけではないと受け入れているので。その中でやれることを探して戦っていくしかないです」と話した。

　2009年大会を優勝しているものの、「前すぎるのとコースが違うので、記憶もないです（笑）」と有村。メルセデス・ランキングは56位で「私は厳しい位置にいるなかでの試合なので緊張すると思うし、難しく感じることもありますが、精一杯悔いのないようにやりたいです」と語った。

　22日には35歳の誕生日を迎える。「正直、この時期に誕生日があると、良い気分で終われた誕生日と、悲しい気分の誕生日といろいろあったので、どっちにしてもゴルフができるって幸せだなって思っています」と実感を込めた有村。初日は藤田さいき、岩井明愛とのペアリングでラウンドする。